10月16日から行われている2018/19年のABBフォーミュラE選手権の公式テストが17日もスペイン、バレンシア・サーキットで実施され、2日目はアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW i アンドレッティ・モータースポート)が全体ベストタイムを記録した。ニッサン・e.ダムスのセバスチャン・ブエミは前日に引き続き23号車と22号車をドライブし、5番手タイムをマークしている。
2日目も好天に恵まれたバレンシアでの公式プレシーズンテスト。シーズン5に参戦する全11チームが集結するこの場は、各陣営の持ち込んだ新型パワートレインと次世代シャシー“Gen2”のパッケージングを見定める上で重要な機会といえる。
そんな公式テストで好調を維持するのがBMW i アンドレッティ・モータースポートだ。前日は午前と午後の両セッションでアレクサンダー・シムズがトップタイムをマークしたBMWは、この日も前日3番手となったダ・コスタが総合トップに立っている。そのタイムは1分16秒977というもので、22台中唯一、1分16秒台に入るものだった。
これに続いたのはディフェンディングチャンピオンのジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)で、タイムは1分17秒342。
トップとは0.365秒の差が開く結果となったが、ベルニュはフォーミュラEの公式サイト、FormulaE.comに対して「僕はバレンシアのチャンピオンになろうとは思っていない。(ここでの順位は)僕にとって何のポイントにもならないよ」と冷静にコメント。
「大事なのはサウジアラビアに到着する前に、すべてのシステムが機能しているかを確認することだ」と語った。