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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.27 16:12
更新日: 2018.10.27 17:09

WTCR鈴鹿:レース1はオーバーテイクを決めたチェコン&アルファロメオが制す

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海外レース他 | WTCR鈴鹿:レース1はオーバーテイクを決めたチェコン&アルファロメオが制す

 10月27日、WTCR世界ツーリングカーカップの日本ラウンドは11周の決勝レース1が行われ、ケビン・チェコン(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)が優勝。アルファに嬉しいWTCR初勝利をプレゼントした。2位はオーレリアン・コンテ(プジョー308 TCR)、3位はイバン・ミューラー(ヒュンダイi30N TCR)となった。

 いよいよ迎えたWTCRの日本における初レース。直前に行われたスーパーフォーミュラ第7戦の予選のディレイにともない、当初予定から遅れてフォーメーションラップがスタートしていった。迎えたスタートでは、ポールポジションスタートのコンテがスタートを決め、予選2でポールポジションを獲得した伏兵・チェコンが続く展開。WTCRらしく接近戦はあるものの、タイトな鈴鹿だけにサイド・バイ・サイドはなかなか生まれない。

 ただ中盤以降では激しいバトルも。日立オートモティブシステムズシケインではランキング2位のテッド・ビョーク(ヒュンダイi30N TCR)が競り合いのなかで行き場をなくしタイヤバリアと接触。左フロントを壊してしまいリタイアを喫する。またロブ・ハフ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)もヤン・エルラシェール(ホンダ・シビック・タイプR・TCR)との接触でマシンにダメージを負った。

 そんななか、130Rからシケインへの飛び込みでコンテをかわし首位に浮上したのはチェコン。今回のアルファロメオ・ジュリエッタは性能調整面でプジョーとともに優位な状況ではあるが、それでも並み居るツーリングカー遣いたちを向こうに回し、リードを広げた。

 途中ビョークのクラッシュやエルラシェールが130Rでコースアウトするなどで2回のセーフティカーが導入されたが、リスタートもパーフェクトに決めトップチェッカー。アルファロメオ・ジュリエッタTCRに嬉しいWTCR初優勝をもたらした。

 2位はコンテ、3位は最後までコンテの背後に迫ったイバン・ミューラーという結果に。ミューラーはこれでチャンピオンシップでガブリエル・タルキーニ(ヒュンダイi30N TCR)に追いつくことに。4位はホンダ勢最上位となったエステバン・グエリエリ(ホンダ・シビック・タイプR・TCR)に。5位はメディ・ベナーニ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)、6位はジャン-カール・ベルネイ(アウディRS3 LMS)となった。

 WTCRは10月28日に午前11時05分からレース2が、12時30分からレース3が行われる。

WTCR鈴鹿 レース1のスタートシーン
オープニングラップを制したオーレリアン・コンテ
オーレリアン・コンテをかわしトップに浮上したケビン・チェコンのアルファ
エステバン・グエリエリを抑えるイバン・ミューラー
2コーナー立ち上がりでロブ・ハフとヤン・エルラシェールが接触を喫した
タイヤバリアに接触しダメージを負ったテッド・ビョーク
WTCRでの初優勝、そしてアルファロメオの初優勝を飾り喜ぶケビン・チェコン
WTCR鈴鹿 レース1表彰台


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