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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.11.06 16:49
更新日: 2018.11.06 14:51

アルゼンチン最大のツーリングカー戦STC2000にロペスがトヨタから参戦も、無念のリタイア

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海外レース他 | アルゼンチン最大のツーリングカー戦STC2000にロペスがトヨタから参戦も、無念のリタイア

 11月3~4日にアルゼンチンのオスカー・ファン・ガルベスを舞台に開催されたスーパーTC2000シリーズ最大の1戦ブエノスアイレス200kmに、母国の英雄ホセ-マリア・ロペスがTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナから参戦。持ち前のテクニックで優勝争いを展開しサーキットを沸かせたものの、マシントラブルで無念のリタイア。代わってルノー・スポールの現王者ファクンド・アルドゥソ/マリアーノ・アルトゥラ組(ルノー・フルーエンスGT)が勝利を飾り、選手権連覇に王手を掛けた。

 WTCC世界ツーリングカー選手権3連覇を達成している元チャンピオンのロペスは、自らを育んだ母国のツーリングカーシリーズ最大の1戦にゲストとして登場。古巣トヨタで現在もエースを務める大ベテラン、マティアス・ロッシとペアを組み、最新のトヨタ・カローラをドライブすることとなった。

 その強力な援軍を得たロッシは予選で奮起し、見事なアタックを決めるもセカンドロウ3番手タイムが精一杯。その眼前に立ちはだかったのはルノー・スポールの2台、選手権リーダーの王者アルドゥソと、そのチームメイトであるエミリアーノ・スパタロ(ルノー・フルーエンスGT)だった。

 トヨタ勢最上位の17号車でスターティングドライバーに指名された2008~09年TC2000、そして2012年のSTC2000王者ロペスは、「僕たちはスタートからアグレッシブなレースをするつもりだ。そのためにマティアス(ロッシ)は予選でもタイヤを温存してのアタックに徹してくれたんだ」と、気合充分。

「僕のレースペースはタイヤの残りライフに依存するだろう。レギュラードライバーたちに囲まれてのスタートになるだろうけれど、首位でマティアスにバトンタッチしたいと思っている」

 そう語ってレースに臨んだロペスは、スタートから宣言どおりの積極的なアタックを披露。対するルノー・スポール勢もアルドゥソとペアを組むアルトゥラ、スパタロと組むルイス-ホセ・ディパルマと助っ人勢がスタートを担当する予想外はあったものの、ロペスは当初の予定どおり2周目には前を行くディパルマと接触上等のバトルを展開する。

 ポジションを入れ替えながら続いた数周の勝負は、1コーナーでインを差したロペスが2番手を確保。そのままギャップを広げるとともに、首位を行くもう1台のルノーを追っていく。

 同じころ、こちらも元WTCCドライバーで今季はプジョー・トタル・アルゼンティーナからレギュラー参戦するネストール・ジロラミ(プジョー408)のマシンから白煙が上がり、そのままピットへ。2014~15年STC2000王者は早々にレースを終えることとなってしまう。

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