2019年のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーへ投入されるシリーズ初の2ドアクーペ車両、『フォード・マスタング・スーパーカー』のシェイクダウンが行われ、カモフラージュ塗装のマシンが初公開された。
今週水曜にオーストラリアのブリスベン郊外に位置するクイーンズランド・レースウェイで行われた最初のホモロゲーションテストには、今季のVASCで初タイトルに向け好調を維持するDJRのスコット・マクローリンとファビアン・クルサードが参加した。
「何よりもまず、マシンとしてのルックスが最高だね。来シーズン、僕たちのシェルVパワーカラーリングになるのがすごく楽しみだよ」と、興奮気味に語ったマクローリン。
「テストも素晴らしいスタートが切れた。新車に期待するレベルで、すべての領域が完全に作動し、そのバランスは今のマシン(フォード・ファルコンFG-X)にとても近いとさえ感じた。この時期にドライブできたことで、2019年シーズンが待ちきれない気分になったよ」
このホモロゲーションテストは全3回が予定されているうちの初回となり、当日は北米のフォード・パフォーマンスから空力エンジニアも帯同し、最初のエアロスペックをテスト。明日土曜にはふたたび同サーキットで2回目のテストを行い、その後、次週にはニューサウスウェールズ州の非公開トラックで数日間のプライベートテストが実施され、12月にVASCの公式エアロテストに臨むスケジュールとなっている。
「まずは素晴らしいスタートが切れた。クルマのルックスが最高なのは言うまでもないし、両ドライバーからは良い感触があるとの報告も受けている」と語るのは、DJRチーム・ペンスキーのマネジング・ディレクターを務めるライアン・ストーリー。