11月24~25日に中国の上海国際サーキットで開催されるCTCCチャイナ・ツーリングカー・チャンピオンシップの最終戦に向け、フォード系のチームとして長年にわたりフォード・フォーカスを使用してCTCCに参戦する長安フォードFRDチームが、助っ人としてWTCR世界ツーリングカー・カップレギュラーのぺぺ・オリオラの招聘を発表した。
同じくWTCRに参戦するロブ・ハフが、今季開幕戦以来となるCTCC復帰を果たす上海ラウンドで、オリオラは自身初の中国ツーリングカー・シーンへのデビューを果たすこととなった。
このシーズンフィーナーレの第8戦を前に、ハフとともにここ数シーズンを戦ってきたSAICフォルクスワーゲン333レーシング・チームと、新たにオリオラが加わる長安フォードFRDチームは、チームランキングで東風起亜レーシングに先行を許しており、前戦で起亜が助っ人起用し連勝を飾るなど大活躍を演じたアレックス・フォンタナ、アンドレ・クートのように、ワイルドカード枠ドライバーの助けを得て逆転でのタイトル獲得を狙っている。
今季第6戦で、これまでの5ドアハッチバックとは異なる新型フォーカスの4ドアサルーン版をベースモデルにした『フォード・フォーカスCTCC』を投入した長安フォードFRDは、デビュー戦は準備不足による規定違反に泣かされたものの、レースペースはすでにトップランナーと遜色なく、狙いとしていた空力特性と前後重量配分の改善がうまく機能しているという。
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