元F1ドライバーも多数参戦するブラジル最高峰のツーリングカー選手権、SCBストックカー・ブラジルの2019年暫定カレンダーがリリースされた。記念すべき創設40周年、シリーズ500戦を迎えるメモリアルイヤーは、グローバルに活躍するゲストドライバーが招かれる“ダブルス・レース”や高額賞金の懸かる“ミリオン・レース”など、人気イベントが組み込まれた全12戦が予定されている。
南米大陸で隣国アルゼンチンの『スーパーTC2000』と並び絶大な人気を誇るSCBは、2014年チャンピオンのルーベンス・バリチェロを筆頭に、BARホンダやトヨタでも活躍したリカルド・ゾンタ、アントニオ・ピッツォニア、そして昨季からフルシーズンエントリーを果たしたルーカス・ディ・グラッシやネルソン・ピケJr.など、同国出身で各世代を代表する元F1ドライバーが集っている。
また、ダブルス・レースでは国際的に活躍する多くのスタードライバーも招かれ、昨季開幕戦となったダブルスでは、WEC世界耐久選手権にも参戦し2018年にシリーズ連覇を果たしたダニエル・セラと組んだジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが優勝。
その他、強豪シムド・シボレー・レーシングからは元跳ね馬ドライバーのフェリペ・マッサが参戦し、シーズン中にもアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、エステバン・グエリエリ、ネストール・ジロラミ、ケルビン・バン・デル・リンデなど豪華ドライバー陣がエントリーした。
そんなSCBの2019年シーズンは前年度と変わらず全12戦のイベントが予定され、各週末に2ヒートのレースを開催。昨季まで開幕戦だった名物ダブルスは5月の第3戦ゴイアニアに移動したほか、2018年はバリチェロが勝利し100万レアル(約2950万円)の高額賞金を獲得したミリオン・レースは、8月25日の第7戦での開催が決まった。