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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.02.18 06:17
更新日: 2019.02.15 21:21

WTCR:バレンティーノ・ロッシのアイデアがモチーフ。新機軸のデザイン・カーナンバー制導入

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海外レース他 | WTCR:バレンティーノ・ロッシのアイデアがモチーフ。新機軸のデザイン・カーナンバー制導入

 WTCR世界ツーリグカー・カップは、MotoGPのレジェンドライダーであるバレンティーノ・ロッシのアイデアに触発される形で、2019年シーズンからドライバー個別のデザイン・カーナンバー制を採用するとアナウンスした。

 モーターサイクルの世界で象徴的な記号となっている“#46”の存在感を目指し、WTCRでも今季から独自のアイコンとして機能することを狙ったスペシャルデザインのカーナンバーを採用することとなった。

 ドライバー個別に考案されるこれらのデザインは、識別機能がメインとなるフロントスクリーンやボディサイドには反映されず、オンボードカメラに写りこむコクピット内やレーシングスーツ、TV中継の表示などで使用される。

 現チャンピオンのガブリエル・タルキーニは、タイトル防衛に挑む栄光の“#1”をデザインしたパーソナライズド・レーシングナンバーを最初に発表したひとりとなった。

「私自身のラッキーナンバーである#30を離れて、今季はカーナンバー1を付けることを決めたんだ」と、WTCR初代チャンピオンのタルキーニ。

「2019年のロゴデザインになっている“GT1”は、私自身のイニシャルであるGTとナンバーを組み合わせたものとした。そこに『野生のイノシシ』を加えてみたんだ。なぜなら、私のモータースポーツキャリア初期から、みんながそうやって私のことを呼んでくれたからね」

 そして、パーソナライズド・レーシングナンバーを発表したもうひとりのドライバーであるエステバン・グエリエリは、彼のFK8ホンダ・シビック・タイプR TCRに飾るデザインに、#86を掲げるトラをチョイスした。

「トラは僕の大好きな動物……というわけではないんだけど、孤高の存在で、生態系の捕食者で、アタックを仕掛けるときには冷静に状況を分析する。僕自身は”孤高”というキャラではないけれど、それ以外の部分ではトラック上の僕のパーソナリティにピッタリだと思ったんだ」と、今季からネストール・ジロラミとともにアルゼンチン・スクワッドを形成するグエリエリ。

イニシャルとナンバーを組み合わせた”GT1″に『野生のイノシシ』をチョイスした初代王者ガブリエル・タルキーニ
今季からアルゼンチン・デュオを組むエステバン・グエリエリ(右)はトラを選択

「僕自身はとてもオープンで社交的な性格だけど、仕事に臨むときはひとりの時間を作り、あらゆる分野で自分自身を改善することを心がけている。加えて、目だね。多くの人は僕の目を特徴的だと言ってくれるし、『トラのような目だ』とも言われるんだ」

 さらなるドライバー別のパーソナライズド・レーシングナンバーと、そのバックグラウンド・ストーリーは引き続き4月上旬のモロッコでの開幕戦までに順次公開される予定だ。


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