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投稿日: 2019.02.17 14:22
更新日: 2019.02.18 10:54

フォーミュラE第4戦:ディ・グラッシがチェッカー目前で大逆転。ニッサン勢はバッテリー切れに泣く


海外レース他 | フォーミュラE第4戦:ディ・グラッシがチェッカー目前で大逆転。ニッサン勢はバッテリー切れに泣く

 16日、メキシコシティで2018/2019ABBフォーミュラE選手権第4戦が開催。決勝レースは、ポールポジションからスタートしたパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)をチェッカー目前でルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)が交わし、今シーズン初優勝を飾った。

 標高約2200メートルとシーズン5で最も高地での開催となるメキシコシティE-Prix。

 予選グループ走行では、ニッサン・e.ダムスが速さをみせ、オリバー・ローランドがトップ。セバスチャン・ブエミも5番手と2台そろってポールポジションを決めるスーパーポールに進出する。

 6人で争うスーパーポールでは、前戦サンティアゴで2位表彰台を獲得したウェーレインが好アタックを見せ参戦3戦目で初のポールを獲得。予選2番手は、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディスポーツ・アプト・シェフラー)。ここまで苦戦を強いられているフェリペ・マッサ(ベンチュリ・フォーミュラE)が3番手と躍進する。

 45分+1周で争う決勝レース。アタックモードアクティベーションゾーンは、スタジアムセクションのターン8とターン9間イン側に設けられ、アタックモードは240秒2回の使用に設定される。

スタートで2番手に浮上するオリバー・ローランド
スタートで2番手に浮上するオリバー・ローランド

 ウェーレインがホールショット。1コーナーでインに入ったローランドが2番手に浮上する。マッサはポジションを落とし6番手に下がってしまう。

 3周目、ネルソン・ピケJr.(パナソニック・ジャガー)がジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)に接触。右リヤタイヤに乗り上げ、激しくウォールにヒットしマシンは大破。フルコースイエローが出されたがすぐに赤旗となり、5周を走行した時点でレースは中断となった。ピケは自力でマシンが降り大きなケガはないようだ。

 デブリも多く約30分後にレースは再開。走行時間も加算され、残りは40分+1周でセーフティカー先導でリスタートを迎える。

 セーフティカー中にほぼ全車がアクティベーションゾーンを通過。アタックモードに入ってのリスタートとなる。

 ブエミを射程範囲内に捉えたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW i・アンドレッティ)は、メインストレートでオーバーテイクを狙うが、ブエミもタイヤをロックさせながらインを死守。ポジションをキープする。

レースをリードするパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)
レースをリードするパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)

 順調にトップを走行するウェーレイン。ローランドも1秒以内で着いていく。さらにディ・グラッシも虎視眈々と前を狙う展開でレースは終盤戦へ。

 ブエミ、ダ・コスタもトップ争いに加わり、残りは10分+1周に。上位陣ではダ・コスタが最後のアタックモードを使用。ダ・コスタのアタックを防ぐためブエミもアタックモードに入ってポジションを守る。

 35周目、ディ・グラッシもアタックモードに突入。翌周、ローランドもアクティベーションゾーンを通過するも、うまく走行ラインにもドルことができず、ディ・グラッシが隙をついてオーバーテイク。

 トップのウェーレインは余裕をもってアタックモードに突入。ディ・グラッシのアタックを抑え、トップをキープする。

 しかし、バッテリー残量が厳しくなったウェーレイン。ディ・グラッシが何度も攻め立てる。最終コーナーまでトップをキープしたが、ここでバッテリー残量が切れ、チェッカー直前でディ・グラッシがオーバーテイクし、大逆転で今季初優勝を飾った。

 3番手のローランド、4番手のブエミもバッテリー切れで表彰台を目前にストップ。ウェーレインはシケインカットで5秒加算され、2位はダ・コスタ、3位はエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)が入った。

 ディ・グラッシは2年ぶりにメキシコシティE-Prixを勝利し、アウディスポーツ・アプト・シェフラーは3年連続のメキシコシティ制覇となった。

スタンドセクションで勝利のドーナツターンを披露したルーカス・ディ・グラッシ
スタンドセクションで勝利のドーナツターンを披露したルーカス・ディ・グラッシ

「これだけは言いたい。おそらく僕のキャリアの中で最高のフォーミュラEレースだったよ。ローランドがアタックモードへと入った時にオーバーテイクすることができた。ウェーレインは僕が言ってたよりも少しだけアグレッシブだった。彼がエネルギーを使っているのはわかっていたんだ」

「最後の周に、アウトサイドに回るふりをしたら、ちょうど入れるぶんの小さなスペースが開いた。そして僕はそこに差したんだ。クレイジーなラストラップだったよ。最後のコーナーではギャップを埋めることでき、そしてウイナーになることができた。信じられないね」とディ・グラッシは振り返っている。

 中南米での2戦を終え、3月は香港、三亜でのアジア2連戦が行われる予定だ。


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