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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.02.20 10:17
更新日: 2019.02.27 12:19

NASCAR:2019年初戦デイトナ500でトヨタがトップ3独占。レース終盤には21台絡む大クラッシュ

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海外レース他 | NASCAR:2019年初戦デイトナ500でトヨタがトップ3独占。レース終盤には21台絡む大クラッシュ

 2019年のモンスターエナジーNASCARカップは2月17日、シーズン開幕戦となる第1戦デイトナ500が行われ、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が自身2度目のデイトナ制覇を遂げた。

 年間36戦で争われるNASCAR。その開幕戦は61回の開催を数えるシリーズ最大のイベント、デイトナ500だ。この大会は通常とは異なるレースフォーマットが採用されており、2月10日にはエキシビションの“ザ・クラッシュ”と決勝レースの予選最前列の2台を決める予選が行われた。

 2列目からの隊列は14日(金)に行われる“デュエル”で決められ、2回行われるデュエルで偶数列、奇数列の隊列が決められる。

 エキシビションのザ・クラッシュではジミー・ジョンソン(シボレー・カマロZL1)が優勝。2位にカート・ブッシュ(シボレー・カマロZL1)、3位にジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)が入った。トヨタ勢は終盤に起きた多重クラッシュ“ビッグ・ワン”に巻き込まれ、カイル・ブッシュの14位が最高位となった。

 決勝レースに向けた予選ではウィリアム・バイロン(シボレー・カマロZL1)がポールポジションを獲得、2番手にアレックス・ボウマン(シボレー・カマロZL1)が続き、ヘンドリック・モータースポーツがトップ2を奪っている。

 17日(日)の決勝日は好天に恵まれ、気温28度のドライコンディション。超満員のファンが見守るなか、60周、60周、80周の3ステージ合計200周の決勝レースがスタートした。

 60周目までのステージ1はカイル・ブッシュとハムリンのトヨタ同士によるトップ争いが展開したが、ハムリンは終盤に後退。カイル・ブッシュが逃げ切りステージ1を制した。

 続くステージ2もトヨタ勢のマット・ディベネデット(トヨタ・カムリ)とカイル・ブッシュがレースをリードする展開となるが、チェッカーまで残り14周でメカニカルトラブルからターン1でスピンした車両がありイエローコーションが出され、レースは一度仕切り直しに。

 このタイミングでピット戦略が分かれたため、トヨタ勢は後退。これでトップに浮上したライアン・ブレイニー(フォード・マスタング)がトップチェッカーを受けた。

 迎えたステージ3前半は、大きな順位変動はなく推移していく。しかしレース終盤に向かうにつれて順位争いが激化。レース残り15周のタイミングではブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)が左リヤタイヤのトラブルでスピンしてイエローコーションが導入される。

 レースが残り10周で再開されると、上位を走っていたディベネデットが追突されてスピン。これに後続の21台が巻き込まれ“ビッグ・ワン”に発展してしまう。

 大クラッシュの発生でレースは25分間に渡って赤旗中断。残り6周で再開されるがふたたび複数台が絡むクラッシュがありレースは延長戦“オーバータイム”に突入する。

デニー・ハムリンが自身2度目のデイトナ500制覇となった
デニー・ハムリンが自身2度目のデイトナ500制覇となった
デイトナ500を制したデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)
デイトナ500を制したデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)

 しかし、このオーバータイムでも9台が絡むクラッシュがあり、再度“オーバータイム”での決戦へ。この2周スプリントで逃げ切ったハムリンがトップチェッカーを受け、自身2度目のデイトナ500制覇を成し遂げた。

 また、2位にカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)、3位にエリック・ジョーンズ(トヨタ・カムリ)が入り、ジョー・ギブス・レーシングのトヨタ勢がトップ3を独占する格好となった。

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