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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.02.27 17:28

WTCR:ツーリングカー世界戦“皆勤”のトム・コロネルがチーム移籍。9年ぶりにセアトをドライブ

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海外レース他 | WTCR:ツーリングカー世界戦“皆勤”のトム・コロネルがチーム移籍。9年ぶりにセアトをドライブ

 WTCR世界ツーリングカー・カップに参戦する大ベテランでシリーズを代表する人気ドライバーでもあるトム・コロネルが、2019年もシリーズにフル参戦することが決定。長年のスポンサー体制を引き連れて心機一転、ベルギーのComtoyou Racingに移籍し、オーレリアン・パニスとともにセアト・クプラTCRをドライブすることが決まった。

 現在46歳のコロネルは、WTCRの前身となるWTCC世界ツーリングカー選手権が創立された2005年からシリーズを戦う最古参ドライバーのひとりで、ロブ・ハフと並んでツーリングカー世界選手権皆勤賞のレギュラードライバーとなっている。

 同シリーズがWTCRに生まれ変わった2018年は厳しいシーズンとなり、ベルギーに拠点を置くブーツェン・ジニヨン・レーシングでFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRをドライブしたものの、ベストリザルトはオランダ・アッセンとスロバキアリングでの7位となり、チームはその初年度限りでWTCRからの撤退を余儀なくされた。

 一方、新加入先となるComtoyou Racingは2018年後半戦はつねに優勝戦線へ絡む活躍を演じ、今季から新たに設けられた“マニュファクチャラー1社につき最大4台まで”という参戦上限枠に対応する形でチームを分割。

 Audi Sport Comtoyouとしてフレデリック・バービッシュ、ニールス・ラングフェルドがアウディRS3 LMSのステアリングを握り、前述のパニスとコロネルがクプラ・レーシングのバックアップを受ける最初のチームとして、シリーズにエントリーすることになる。

「チームとのコンタクトは昨年最終戦直後から始まったんだ」と語るのは、DHLやTW STEELなど長年のパートナーを引き連れてお馴染みのカラーリングを維持したまま移籍を決めたコロネル。

「マカオでのレースが終わった後、チームのエンジニアやマネージャーらと何度も会話を重ね、議論を続けてきた。そしてチーム代表のジャン-ミシェル・バートから来るべきシーズンに向け素晴らしい提案を受け、こうして契約に至ったんだ」

「元セアトWTCCチームのマネージャーである(現クプラ・レーシング代表の)ジェイミー・プイグもこの契約に際して重要な役割を果たしてくれたよ」

2005年のWTCC創設時から世界戦レギュラー参戦を続けるトム・コロネルが2019年シートも無事に確保
2018年のWTCR初年度はFK8ホンダ・シビックで苦戦を強いられ、チームはシリーズからの撤退を余儀なくされた
DHLを筆頭にTW STEELやTRICORPなど2018年のスポンサー陣から引き続きの支援を受ける


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