レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.03.15 13:50
更新日: 2019.03.15 13:52

WTCR:初参戦KCMGがマシンカラーを公開。デザインナンバーも続々発表

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | WTCR:初参戦KCMGがマシンカラーを公開。デザインナンバーも続々発表

 2019年シーズンからTCR規定ツーリングカーの最高峰、WTCR世界ツーリングカー・カップに初参戦するKCMGが、FK8ホンダ・シビック・タイプRのマシンカラーリングを公開。また、今季からWTCRが採用する新たな取り組みであるドライバーごとの“デザインナンバー”も続々と発表されている。

 2015年のル・マン24時間耐久レースLMP2クラス勝者であり、GTカテゴリーやフォーミュラの世界でも数多くの実績を残す香港のチームは、この2019年シーズンから満を持してWTCRへのチャレンジを決断。

 ホンダ陣営の2番目のチームとしてALL-INKL.COM Münnich Motorsportに並び2台のシビックを投入し、怪我の療養を経てレギュラー復帰を果たすティアゴ・モンテイロと、実力派ティーンエイジャーのアッティラ・タッシを起用する。

 タッシはKCMGとともに2018年のTCRヨーロッパ・シリーズにもフル参戦しており、FK8シビックをドライブして年間ランキング4位を獲得。同じパッケージでWTCRにも2戦のワイルドカード枠エントリーを経験している。

 この2018年TCRヨーロッパの体制を強化した形で、2019年シビックのカラーリングはチームのパートナーであるハンガリーのエナジードリンク企業HELL ENERGYと、オランダのIT企業であるBrose、そしてカストロールの支援を得たレッド、ホワイト、ブラック基調のカラースキームとなった。

 世界戦昇格を果たすチームでエースに就任するモンテイロだが、彼のいとこが考案したというデザインナンバーも発表され、引き続きおなじみの“18”を使用することが決まった。

「僕の長年の愛称は“フラッシュ”か“サンダー”で、10年ほど前には腕にタトゥーを入れたほどだった。それぐらい僕にとっては重要なことで、これまでもヘルメットやロゴをデザインしてくれていた僕のいとこに、今回のデザインもお願いしたんだ。18の数字と稲妻が良いコンビネーションを見せていて、クールでモダンだし、スピード感の表現に少しレトロな印象も持たせているんだ」

 そのモンテイロのチームメイトとしてTCRインターナショナル以来の世界戦復帰となる19歳のタッシは、カーナンバー9をチョイスした上で黒と赤の上に悪魔が描かれた特徴的なイラストを採用した。

「僕は普段からこの色の組み合わせがすごく好きなんだ。HELLのカラーとも完璧に一致するから最高だよね。悪魔を描いたのはみなが僕を“Good boy”だと思っているかもしれないけど、内面には小悪魔的なところがあって、それをトラック上で見せられたらという願いからだ」

 自らのチームとなるM1RAを創設し、当時は無名だったタッシを見い出してTCRインターナショナル・シリーズに送り出し、現在に続くキャリアの礎を築いた恩師でもあるノルベルト・ミケリスは、今季もホンダ時代から使用する“5”をヒュンダイi30 N TCRに掲げる。

「数年前からパーソナルロゴの必要性を感じてきたんだ」と語るミケリス。

「僕がデザイナーに出したリクエストはただひとつで、僕の好きなブラック&ホワイトのカラーを使って欲しい、ということだった。そしてイニシャルと5を組み合わせた面白いフォントが見つかった。だからこのフォーマットにしたんだ。それに黒と白には赤がもっとも映えることは新たな発見だったね」

2018年の日本ラウンドで復帰を果たしたティアゴ・モンテイロ。KCMGはそのカラースキームの印象を引き継ぐ格好となった
本人のいとこがデザインしたというティアゴ・モンテイロのデザインナンバー
“ブラック&ホワイト”を基調に、おなじみとなった#5を組み合わせたノルベルト・ミケリス


関連のニュース