レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.03.23 21:28
更新日: 2019.03.24 13:09

フォーミュラE第6戦三亜:ローランドが2位フィニッシュでニッサン初の表彰台、優勝はベルニュ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | フォーミュラE第6戦三亜:ローランドが2位フィニッシュでニッサン初の表彰台、優勝はベルニュ

 3月23日、2018/19年ABBフォーミュラE選手権第6戦、三亜E-Prixでジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)が今シーズン初優勝。またオリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)が2位を獲得、ニッサン勢にフォーミュラE初の表彰台をもたらした。

 初開催となった中国の三亜は南シナ海に面する人気のリゾート地で、気温30度、湿度は90%前後と日本の夏を思わせる高温多湿な環境でレースは行われた。

 アタックモードのアクティベーションゾーンは連続するストレートを控えた90度コーナーの第3ターン外側に設置され、レース中に2度使用でき1回4分稼働する。

 練習走行から速さを見せていたローランドはグループ予選を難なく通過、スーパーポールでは唯一の1分7秒台をマークし、自身初のポールポジションを獲得。ニッサンは第3戦サンティアゴE-Prixでセバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)が獲得して以来2度目のポールとなった。

 2番手にはここ中国がチームの母国であるテチーターのベルニュ、3番手に開幕戦ディルイーヤE-Prix勝者のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW i・アンドレッティ・モータースポーツ)、ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー・フォーミュラEチーム)が4番手につける。

 また6番手を獲得していたブエミは決勝レース前にブレーキトラブルが発生、ピットスタートとなり後方から追い上げることに。

オリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)がホールショット

 現地時間15時すぎに決勝レースがスタート、上位勢に大きな順位変動はなかった一方で、18番手のフェリペ・ナッセ(ジェオックス・ドラゴン)がスタートできずコース上でストップ。これによりフルコースイエロー(FCY)が導入、ナッセはなんとか自走してピットに戻れたためFCYは翌周に解除された。

 コース幅が広いこともあってか安定してレースが進行。上位に変動が起きたのは10周目、アンドレ・ロッテラー(DSテチーター)と6番手を争っていたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー・フォーミュラEチーム)がアタックモードを試みるもゾーン出口でアンダーを出しアウト側のラインを跨いだためかアクティベートされず。ロッテラーは後方との差を広げた。

 12周目、ローランドの後方にベルニュが急接近するも追い抜きはならず。後方では各車がギャップを徐々に詰め、18周目にはトップ7台が1画面上に収まる混戦状態に。

 そして19周目、レースが動く。最終コーナーでベルニュがレイトブレーキで白煙を上げながらローランドのインに飛び込み、トップを奪取。ペースの良いベルニュは後続を一気に引き離しにかかる。

 差を広げたいベルニュは21周目にアタックモードをトライ。アクティベーションゾーン出口でサイドバイサイドになった2番手ローランドのノーズが一瞬前に出かけるが、第4ターンのインを死守したベルニュがトップをキープする。

 その真後ろではアプトが3番手ダ・コスタと横並びになるもここで順位は変わらず。

 さらにその後ろ、シムズと5番手を争っていたロッテラーが左コーナーでシムズのイン側にマシンをねじ込み、並びながらコーナーへ。だが曲がり切ろうとしたところでシムズの右リヤがウォールに接触、足回りを痛めコース上にマシンをストップ、セーフティカー(SC)が導入される。

SC解除のタイミングでアタックモードを稼働させようと多くのドライバーがアクティベーションゾーンを通過してレース再開を待っていたが、直後に赤旗が提示されレースは中断された。

■レースは残り12分で再開。ファイナルラップにまたも波乱

オリバー・ローランド(ニッサン・e.ダムス)とジャン-エリック・ベルニュ(DSテチーター)が接近戦を演じた

ピットスタートとなったセバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)は猛追を見せる


関連のニュース