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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.04.18 17:34
更新日: 2019.04.18 17:48

独英3メーカーが顔合わせ、クラス1導入のDTMが開幕前テスト実施。GT500メーカー関係者の姿も

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海外レース他 | 独英3メーカーが顔合わせ、クラス1導入のDTMが開幕前テスト実施。GT500メーカー関係者の姿も

 4月15~18日、ドイツのユーロスピードウェイ(ラウジッツリンク)において、DTMドイツ・ツーリングカー選手権の最終合同テストが行われている。

 ドイツの人気ツーリングカーシリーズであるDTMでは走行テストの回数や参加台数が厳しく制限されており開幕前最後のオフィシャルテストには、ほぼ初めてクラス1規定の新マシンをドライブする者もいた。

 今回のテストではブランドとして初めてDTMに臨むイギリスのアストンマーティンから2台、迎え撃つBMWが3台、アウディは3台+カスタマーチーム、Wレーシングチーム(WRT)の1台が参加した。
 
 新たにアウディRS5 DTMを投入してシリーズに新規参入するWRTのマウリチオ・レスキュッタDTM監督は、かなり厳しい条件ながらも「2020年からの本格始動を目標に、今季は学びの年と捉えている」とコメントしている。

 そのWRTは3月にファクトリーで行われたプレゼンテーションで2台体制を予定していること、1台目のドライバーにジョナサン・アバディンの起用を発表したが、今回のテストではピエトロ・フィッティパルディもターボ化された新型アウディRS5 DTMのステアリングを握った。

 2018年シーズンまでの4.0リットルV8エンジン車から、スーパーGT GT500クラスと基本規定を同じくする“クラス1”レギュレーションに合致したマシンへと生まれ変わったDTM車両は、ニッサン、レクサス、ホンダが覇を競うGT500クラスのマシンと同様に2リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載する。

 マシンのみならず要となるエンジンも新作となったことで新規定の採用初年度である2019年シーズンは、各メーカーともある程度のトラブルは想定しているだろう。

 メルセデスとの関係が深いHWA AGと組んで初参戦するアストンマーティンを除いては新マシンでの実車テストはまだ2度目とあり、ベンチマークテストでは起こらなかったトラブルや問題点の解明のため周回後、長くピットに滞在する様子が確認できた。

 そんななか、公開テストが行われた17日の朝一番には、ブルーノ・シュペングラーのドライブするシェフラーカラーのBMW M4 DTMのエンジンから煙が上がった。幸いすぐに消火され車両への大きなダメージは免れたものの、シュペングラーのマシンは修復のためにその日の走行がキャンセルされている。

 また、この出火アクシデントによりマシンの回収やコースの安全確認のためにセッションがしばらく中断されることとなったが、その後は大きなトラブルもなく順調にスケジュールが進められた。

■リヤタイヤの使い方が2019年シーズンの鍵になるか

アストンマーティン・バンテージDTMとアウディRS5 DTM
アストンマーティン・バンテージDTMとアウディRS5 DTM
開幕前合同テストに参加したBMW M4 DTM
開幕前合同テストに参加したBMW M4 DTM
アストンマーティン・バンテージDTMはHWA製のエンジンを搭載する
アストンマーティン・バンテージDTMはHWA製のエンジンを搭載する


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