BTCCイギリス・ツーリングカー選手権は第2戦の開催を前に、4月17日にスラクストンで公式インシーズンテストが実施され、チーム・ダイナミクスのダン・カミッシュ(FK8ホンダ・シビック・タイプR)がトップタイムを記録。2番手にBTCレーシングのクリス・スマイリー(FK8ホンダ・シビック・タイプR)、3番手にもAmDのロリー・ブッチャー(FK2ホンダ・シビック・タイプR)が続き、新旧ホンダ・シビック勢がワン・ツー・スリーを独占した。
第2戦ドニントンパークを前に、シリーズの一行はハンプシャー州に位置するBTCC随一の高速サーキットに集結。チームHARDのカール・ボードレイ(フォルクスワーゲンCC)を除くレギュラー29名が貴重なトラックタイムを有効活用すべく、午前午後2時間ずつの走行セッションに挑んだ。
その午前セッションで早々に全体最速を記録したハルフォーズ・ユアサ・レーシングのカミッシュは、2番手の王者ウエスト・サリー・レーシング(WSR)のコリン・ターキントン(BMW330i Mスポーツ)にコンマ7秒近い大差をつける驚きのラップタイムをマークして見せた。
「いつだって最速を記録するのは気分の良いことだね」と満足げな表情を見せたシリーズ参戦2年目のカミッシュ。
「僕たちはFK8のデビューイヤーだった昨年も、このサーキットでとても良い仕事をした。今日もクルマは持ち込みの状態から力強い感触とペースを披露してくれた。チームとともに粛々とプログラムを進めてきたし、そのなかで数ラップは、ここでのポール獲得に充分な手応えの周回もあったよ」
「僕はドライバーとして昨年から長い時間をかけてパフォーマンスが向上してきたと感じるし、マシンも同じことだ。このオフの間にも改良を続けて、その成果をここで披露できた。ホンダのファクトリーチームである名門、チーム・ダイナミクスとしては強いパッケージであるべきだし、こういう結果が残せたことをうれしく思うよ」