第103回インディアナポリス500マイルレースのエントリーリスト公開。アロンソなど36台が参戦へ

　インディカー・シリーズは、5月26日に決勝レースが行われる伝統のレース、インディアナポリス500マイルレースのエントリーリストを公開した。

　インディアナポリス・モータースピードウェイでの2レースが開催される“マンス・オブ・メイ”を迎えたインディカー。

　ロードコースを使用する5月11日の第5戦インディカーGPを終えると、5月14日からインディ500のプラクティス走行がスタート。4日間の走行が続き、週末の18、19日に予選が開催。

　グリッド33台が決定し、20日のプラクティス走行が行われ、決勝前最後の走行となるカーブデイが24日に。そして26日に第103回インディ500の決勝レースが争われる。

　5月1日に発表されたエントリーリストでは、TBA2台を含む36台がエントリー。決勝へ進むのは伝統で33台と決まっており、3台が予選落ちとなる。

　昨年はポールを獲得したこともあるジェームス・ヒンチクリフが予選落ちとなるドラマが生まれた。今年も予選では激しいアテンプトが繰り広げられるだろう。

　今年のエントリーでいちばんの注目が、2017年以来の参戦となるフェルナンド・アロンソ。前回はアンドレッティ・オートスポートとのコラボレーションだったが、今年はマクラーレン・レーシングとして単独参戦。カーリンがサポートするも、参戦体制には不安が残る。

　過去インディ500を制覇したのは7名。3度の優勝を誇るエリオ・カストロネベス（2001、2002、2009）をはじめ、2008年のスコット・ディクソン、2013年のトニー・カナーン、2014年のライアン・ハンター-レイ。2016年のアレクサンダー・ロッシ、2017年に日本人初優勝の快挙を達成した佐藤琢磨。そして、昨年のウイナー、ウィル・パワーだ。

　琢磨は、悪天候に見舞われた事前テストでもトップスピードをマークしており、2度目のインディ500制覇に期待がかかる。

　ルーキーにも注目だ。第2戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズで最年少優勝を果たしたコルトン・ハータをはじめ、驚異のスピードを見せるフェリックス・ローゼンクヴィスト。F1から転向のマーカス・エリクソンに、インディライツ王者のパトリシオ・オワード。サンティーノ・フェルッチ、ベン・ハンレイ、ジョーダン・キングの7名が参戦する。

　昨年はユニバーサルエアロ初年度で、気温上昇もあり、オーバーテイクの少ないレース展開となった。

　よりエキサイティングなレース実現を目指し、インディカーはダラーラとの共同作業でフロントウイングのエンドプレートを設計変更。エアロのルールも変更し、エアロパッケージのセッティングの幅を大きく広げた。

　プラクティス走行でアドバンテージを真っ先に見出すのはどのチームだろうか？　インディ500決勝は5月26日に行われる。

■第103回インディ500エントリーリスト

※5月1日時点