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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.05.25 15:06
更新日: 2019.05.25 18:02

「インディ500の予選落ちが決まったのは、最初のテストだった」完璧とは程遠かった実情に、マクラーレンCEOが猛省

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海外レース他 | 「インディ500の予選落ちが決まったのは、最初のテストだった」完璧とは程遠かった実情に、マクラーレンCEOが猛省

 マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、第103回インディ500を予選落ちという結果で終えたことについて、自分はもっと密接にインディ500に関わるべきであったがそれができず、今回の結果でファンやスポンサーを失望させてしまったと語った。

 2017年に初めてインディ500を戦ったマクラーレンとアロンソ。今年は2度目の挑戦を果たすと、両者によって大いに宣伝されていた。

 ところが、アロンソは先週末行われた予選で31番手となり、トップ30に残ることができなかった。予選2日目には最後の3グリッドを争うラストロウシュートアウトに進んだが、ここでもあと一歩届かず、アロンソは2度目のインディ500を予選落ちという形で終えた。

 ブラウンはAP通信のジェナ・フライヤー記者に対し、「我々が傲慢になっていたとは思っていない。準備不足だったと考えている」と話した。

「我々はこのレースに出場するにふさわしくなかった。これは私たち自身の責任だ。ベストを尽くさなかったわけではない。我々は、我々自身に負けたのだ」

 マクラーレンの“準備不足”には、こんな事例も含まれているという。

 マクラーレンは、インディ500出場に向けて提携していたカーリンから、スペアのマシンを手に入れた。ところがこのマシンのカラーリングは、マクラーレンの正式なオレンジ色とは異なるオレンジ色のカラーリングが施されていたという。

 フライヤー記者の報告では、以下のように説明されている。

「カーリンのスペアのマシンは、トラックから30分のところにあるショップで、マクラーレンがマシンカラーに不満を述べてから1カ月以上も置かれたままだった。このせいで、最終的にマクラーレンはトラックでの2日分の時間を犠牲にしたのだ」

「というのも、他のチームはたった数時間でスペアのマシンを使うことができたからだ。例えば、ジェームス・ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン)は土曜日の予選でクラッシュしたが、その日の午後にはコース上に戻ってきた」

 似たような話としては、1回目の予選中にマクラーレンのクルーがアロンソのタイヤのパンクに気がつけなかったことや、インチからセンチメートルへの単位の変換ミスによって、日曜日のウォームアップではマシンの車高が間違っていたことなどがあるという。

■予選落ちが決まったのは、“最初のテストの日”だった


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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