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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.09.23 12:40
更新日: 2017.02.06 11:29

4度のWTCC王者イバン・ミューラーが引退を発表「理由は年齢じゃない」

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海外レース他 | 4度のWTCC王者イバン・ミューラーが引退を発表「理由は年齢じゃない」

 WTCC世界ツーリングカー選手権でシトロエン・ワークスに所属、これまで四度のワールドチャンピオン獲得経験をもつイバン・ミューラーが、2016年シーズンをもって「時が来た」とし、チャンピオンシップシリーズからの引退を表明した。

 2008、2010、2011、2013年と、4回のドライバーズタイトル獲得経験を持つミューラーは、06年のWTCC参戦以降でほとんどすべての分野の記録保持者となる大活躍を演じ、長年にわたり、ツーリングカーの帝王として君臨してきた。

 フランス・アルザス地方出身で2014年には母国のマニュファクチャラーであるシトロエン・ワークスに移籍し、彼らにとって初挑戦となるツーリングカー・プロジェクトの進捗に貢献。しかし、ドライバーとしてのリザルトは同時にチームへ加入した新鋭、ホセ-マリア・ロペスの後塵を拝する機会が多くなっていた。

 今季も、前戦の日本戦もてぎラウンドで3年連続3回目のタイトルを獲得したロペスに勝利を献上されるシーンも記憶に新しいが、シリーズポイントでも120ポイントのビハインドとなっている。

コース上では強すぎる「悪役」のイメージが強かったミューラー。
コース上では強すぎる「悪役」のイメージが強かったミューラー。

 それでも、ミューラーが現時点においても『チャンピオンシップで最も成功したドライバー』という事実は揺るぎなく、勝利数、ポールポジション、表彰台、ファステストラップ、生涯獲得ポイントで圧倒的な実績とレコードを保持している。

 ミューラーにとっての最初のWTCCタイトルとなった08年のセアト時代当時は、それまで3年連続王者であったBMWのアンディ・プリオールを倒しての戴冠となり、その後、RMLがオペレーションを担当したシボレー・ワークスへの移籍後には”ミューラー黄金時代”を築いた。

シトロエン移籍以降は、2年連続で選手権2位となっていた
シトロエン移籍以降は、2年連続で選手権2位となっていた


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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