STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の最終戦クヌッドストープで、ポールスター・シアン・レーシングのリチャード・ゴランソンが自身5度目となるドライバーズタイトルを獲得。前戦で決まっていたチーム王座と合わせて、4年連続のダブルタイトルを決めた。
ともにWTCC世界ツーリングカー選手権とのかけもちでシーズンを戦ってきたゴランソンと、チームメイトであるロバート・ダールグレンは、STCC最終戦を前に22ポイント差。この最終戦での戦いに備えて、両名ともにWTCCのエントリーを回避した。WTCCに代役エントリーしたSTCCでも元僚友のテッド・ビョークが、ボルボにWTCC初勝利をプレゼントしたその同じ週末に、タイトルをかけて万全の体制で挑むこととなった。
9月23日に行われた予選では、セアト・ディーラーチームのヨハン・クリストファーソンがQ1、Q2ともにトップタイムをマーク。Q1で2番時計をマークしたダールグレンが6ポイントを獲得し、決勝を前に16点差まで詰めたものの、Q2ではバッテリートラブルにより下位に沈み、両セッション合算でのスターティンググリッドは2レースともにゴランソンの背後、8番、9番グリッドからとなった。
迎えた決勝レース1は、2番グリッドからスタートしたゴランソンが手堅く順位をキープするなか、8番手から意地の走りで表彰台圏内まで追い上げたダールグレンが3位フィニッシュ。これでファイナルとなるレース2で勝利を挙げれば、逆転王座が見えるところまで持ち込んだ。