FIA-F3第4戦でシルバーストン初体験だった名取鉄平。その難易度の高さに手を焼き、フリー走行25番手、予選も28番手が精いっぱいだった。
レース1は果敢に攻めて20番手まで順位を上げるが、最後にコースオフを喫して25位でレースを終える。それでも名取本人は、「ようやくシーズンのスタートラインに立てた」と、明るい表情だった。
――レース1では追い上げを見せましたが、惜しくもコースアウトしてしまいました、レース2のほうがしっかりと走れましたか?
名取鉄平(以下、名取):そうですね。レース1よりずっとコースに対して習熟できて、全然いいペースでしたね。すでに4戦目ですけど、今回でようやくシーズンのスタートラインに立てたという感じです
これまではとにかくトラブルやアクシデントで、まともにレースができていませんでしたから。コースもしっかり熟知したうえで、トラブルフリーで走れれば、しっかり順位を上げて行けるのが今回わかりました
リザルトはともかく(笑)、レースができた。今までは僕のミスもあって、なかなかかみ合わず、まともにレースができていなかった
――今回のイギリスはトラブルフリーの週末でしたね。
名取:トラブルとは、まったく無縁でした。ミスは予選でちょっとやらかして、それで順位が落ちてしまったんですが、レース1とレース2はしっかり走れましたね。
――シルバーストンのコースは理解できましたか?
名取:ええ。もう終わっちゃいましたけど(苦笑)。その適応力が、今後の課題の1つですね。
――今回シルバーストンは初めてなので、フリー走行はコースの習熟に時間を当てましたか?
名取:そうですね。走るたびに1秒速くなるみたいな感じでした。