ミド・オハイオ・スポーツカー・コースで開催されているインディカー・シリーズ第13戦。26日に2回のプラクティス走行が行われ、ルーキーのコルトン・ハータが初日トップを奪った。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、タイムが伸びず20番手と下位に沈んでいる。
7月3連戦のラストとなるミド・オハイオでのレース。初日はロードコースで強さを見せるルーキーのコルトン・ハータが抜群の速さを見せた。
午前中のプラクティスは、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップ。チャンピオン争いを繰り広げるシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)も3.4番手と続く。
ハータは12番手だったが午後のプラクティスで大幅にタイムアップ。1分5秒7292を記録し初日のトップとなった。
ハータに続いて5秒台のタイムをマークしたのはパジェノー、そしてウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。4番手は、ルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)が入った。
ディクソンは、午後のプラクティスではタイムを伸ばせず総合7番手。ランキングトップのニューガーデンも午前中のタイムを更新できず11番手に留まった。
「ミド・オハイオ初日は素晴らしい終わりだった。プラクティス2では、88号車がとても速く、トップは素晴らしい気分だよ。明日の予選に向けて、このペースを保っていきたい。クルーたちみんなは一生懸命頑張っているので、今週末に素晴らしい結果が出さると期待している」とハータ。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのふたりは厳しい一日となる。午前中は琢磨が14番手、レイホールは17番手。午後にタイムを伸ばしたが、琢磨は総合20番手、レイホールは23番手と最下位に終わる。
「ちょっと大変な1日でした。セッションが中断となって、レッドタイヤをいいタイミングで使えなかった。これは残念でしたね。多くのドライバーが同じボートに乗っていると思っています」
「まだタイムシートの下にいるので、スピードを見つける必要があります。昨年も、僕たちはプラクティス3でとても強く戻ってくることができた。だから明日はもっとよくなって戻ってきたいですね」と琢磨はコメントしている。