FIA-F3第7戦イタリア予選で、名取鉄平(カーリン・バズレーシング)がハーフウエットの予選で渋滞に苦戦しながらも自己ベストの6番グリッドを獲得。初走行のモンツァながら、得意とするストップ&ゴーのコースで手応えを感じているようだ。
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――会心の予選だった?
名取鉄平(以下、名取):荒れた予選でしたけど、いいグリッドを獲得できました。
――フリー走行から、速さを見せていました。
名取:そうですね。モンツァはまったく初めてなんですけど、走り始めから感触がよかったです。僕のスタイルとして、ストップ&ゴーが好きで、日本だと(ツインリンク)もてぎとか得意なんですね。それがモンツァでもうまくハマったのか、走るたびにどんどんタイムが速くなって行って。いい感じで、フリー走行を終えることができました。さすがにウエットになってからは、そう簡単じゃなかったですけど。
――予選もハーフウエットでしたね。
名取:ええ。セクター2だけ、少し濡れてる難しいコンディションでした。でもその区間で最速タイムを出せたり、調子は良かったです。いい感じで進んでいました。ところがアタックのたびに渋滞にはまって、そのうちタイヤの美味しいところは完全に終わってしまった。でもみんながピットに入ってから、もう1周とアタックしたら、それが結果的に総合5番手タイムになりました。
――ほぼ終わっていたタイヤで、アタックしていた?
名取:ほとんど終わっていましたね。それでも5番手タイムを出せて、ほんとうによかったです。スリップストリームも何も使わずに、あのタイムでしたから。僕としては2セット目のアタックに賭けていたんですけど、他のクルマがスリップの使い合いになってしまって、結局このままでは危険だということで赤旗中断で終わってしまった。そこは不完全燃焼でしたけど、結果が良くてそこは素直にうれしいです。
――クルマの感触からしたら、レースもいい感じで行けそうですか?
名取:まったく未知のサーキットですし、正直イメージが湧かないんです。でもレースは楽しみです。