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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.09.13 15:32

STCC第6戦:PWRレーシングのダールグレンが初戦完勝も、レース2は伏兵が勝利

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海外レース他 | STCC第6戦:PWRレーシングのダールグレンが初戦完勝も、レース2は伏兵が勝利

 北欧スウェーデンを代表するツーリングカー選手権、STCCスカンジナビア・ツーリングカー選手権ことTCRスカンジナビアの第6戦が、シリーズ唯一の国外戦となるデンマーク・ユランリングで開催され、PWRレーシングのエースを務めるロバート・ダールグレン(セアト・クプラTCR)が今季4度目のポールポジションから、地元勢を打ち破って完勝を果たした。

 かつてはスウェディッシュ・ツーリングカー選手権としても知られたSTCCは、2017年からTCR規定を採用し、今季が3年目のシーズン。その初年度となる2017年にTCR規定STCC初代王者の座に輝いたダールグレンは、デンマーク中部で9月7日に開催された予選でも好調を維持。ここユランリングをホームコースとする地元勢、キャスパー・エルガードのFK8ホンダ・シビック・タイプRをコンマ5秒ほど突き放し、今季4度目のポールを確保した。

 この最速タイムで2点を加算したダールグレンは、2度目の戴冠に向け選手権ライバルのトビアス・ブリンクと17点差の状態で日曜レース1に臨むと、スタートでも危なげなくホールショットを決め、首位をキープ。

 2番手にワイルドカード参戦の地元勢、マッシブ・モータースポーツのFK8シビックに乗るエルガードが続き、その背後にはブリンク・モータースポーツのアウディRS3 LMS、トビアス・ブリンクとアンドレアス・ウェルナーソンのタイトルコンテンダー2台が続いていく。

 すると3周目にはエルガードがジャンプスタートのペナルティを取られて後退し、ダールグレンの僚友であるSTCC優勝経験を持つ女性ドライバー、ミカエラ-アーリン・コチュリンスキー(セアト・クプラTCR)の目の前、6番手でコースへと復帰する。

 さらに7周目終わりにはハンス・モーリン(アウディRS3 LMS)にもペナルティが下り、ポジションをふたつ失うと、コチュリンスキーの背後で猛烈なプレッシャーを掛けていく。

 しかし18周のレースを通じてこのヤングドライバーを抑え込んだコチュリンスキーは、6番手のポジションを維持したままフィニッシュラインへ。後方へのケアで前方エルガードを楽にする展開にはなったものの、午後のレース2に向けモーリン、コチュリンスキーのふたりがリバースグリッドのフロントロウを確保することになった。

 一方、先頭ではダールグレンが一人旅を決め込み、8秒のマージンを持ってポール・トゥ・ウイン。ランキング2位のブリンクに対し24点差とリードを拡げた。

元王者とフロントロウを分け合うなど、地元勢の意地を見せたキャスパー・エルガード
前戦でTCR規定STCC初勝利を挙げたマティアス・アンダーソンはスタートで上位に進出するも、最終的に8位
ドライバーズはダールグレンに先行を許すも、チームタイトルは盤石の首位を固めるブリンク・モータースポーツ勢


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