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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.10.28 18:17
更新日: 2019.10.28 18:58

フェラーリ488 GT3に2度目のアップデートモデル”ダブルエボ”登場。空力刷新で2020年供給開始

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海外レース他 | フェラーリ488 GT3に2度目のアップデートモデル”ダブルエボ”登場。空力刷新で2020年供給開始

 世界中のモータースポーツで使用されているGT3規定車両のひとつ、『フェラーリ488 GT3』に、過去3年間で2度目の“エボ・パッケージ”となる2020年モデルが登場。2020年シーズンに向けカスタマーへのデリバリーを開始するとアナウンスした。

 10月26日にイタリア・ムジェロで開催されたフェラーリ・ワールド・ファイナル(フィナーリ・モンディアル)の会場でアンベイルされた2020年型“ダブルEVO”は、2016年デビューの第一世代、2018年登場の第二世代に続き、すべてのチームからのフィードバックを投入した「革新的なコンセプト」を採用するモデルと謳われる。

 GT3とGTE規定の双方に488ベースの車両を用意するフェラーリは、そのホモロゲーションサイクルの最終年となる2018年に、両規定ともに初のエボリューション・キットを投入。FIAの規定により、マニュファクチャラーは3年間のホモロゲーション期間のうち1回だけ、アップデート・パッケージの申請が許可されているため、これでフェラーリの完全ブランニューGT3モデルは2022年まで登場しないことになる。

 フェラーリは、この『488 GT3 EVO2』に対し、エアロ&ビークルダイナミクス、人間工学、安全性、そして信頼性の各分野で性能向上を図ったとしており、カスタマーに向け新車、またはアップグレードキットの双方で供給を行う。

 エクステリアでの最大の識別点となる小型フロントバンパーは「2020年型EVOに導入されたキーエレメントのひとつ」とされ、その形状決定には風洞試験に加えて、1万8000時間以上の計算とCFDシミュレーションが実施された。

 こうして修正されたノーズデザインにより、さらに多くのダウンフォースを生成するコーナーフリックを導入することが可能になった。

10月26日にイタリア・ムジェロで開催されたフェラーリ・ワールド・ファイナル(フィナーリ・モンディアル)の会場でアンベイルされた2020年型”ダブルEVO”
『488GTE EVO』とのプラットフォーム間コンバージョンをさらに容易にすべく、ホイールベースを共通とし、ジオメトリーも最適化
エアロ&ビークルダイナミクス、人間工学、安全性、そして信頼性の各分野で性能向上を図ったとしている


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