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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.11.07 13:48

豪州SC:ケリー・レーシング、2020年仕様『フォード・マスタング』公開。ハイムガートナーも残留へ

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海外レース他 | 豪州SC:ケリー・レーシング、2020年仕様『フォード・マスタング』公開。ハイムガートナーも残留へ

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーに参戦するケリー・レーシングは、これまでのニッサンからフォードへのスイッチを表明した2020年のチャンピオンシップに先立ち、引き続き大手石油企業のカストロールをメインスポンサーに据えた『マスタング・スーパーカー』のレンダリング画像を公開。さらにふたり目のドライバーにアンドレ・ハイムガートナーを継続起用することもアナウンスした。

 2018年でファクトリー契約が終了し、2019年シーズンはプライベーターとして4台の『ニッサン・アルティマL33』を走らせてきたケリー・レーシング。しかしエースのリック・ケリーを筆頭に、ハイムガートナー、シモーナ・デ・シルベストロ、そしてルーキーのギャリー・ヤコブセンともにトップ10圏内に顔を出すのも難しい、苦しいシーズンを過ごしてきた。

 チーム代表を務めるトッド・ケリーは、すでに弟であるリックの来季残留を発表しているが、そのエースカーには引き続きカストロールの支援があることを表明するとともに、自社開発エンジン搭載の新型モデルは2020年初頭のシェイクダウンになるだろう、と見通しを語った。

「フォードベースのエンジン開発を進めているが、その作業を急いでマシン完成を早めることにあまり大きな意味はないと考えている。なぜなら、エアロ規定がいつの段階で確定するか、まだ誰にも確かなことが言えない状態だからね」と説明するトッド・ケリー代表。

「空力テストがいつ行なわれるのか、どのコンポーネントが変更される可能性があるのか​​を理解し、そこから作業を進めてマシン開発を軌道に乗せる必要がある。その機運を見極めつつ、今はエンジン開発を中心に製作を進めていくよ」

 さらに、フォードへのスイッチに伴い2台体制に移行するチームは、その最後のレースシートに引き続きハイムガートナーを座らせることを明らかにした。

2台体制となる2020年最後のレースシートはアンドレ・ハイムガートナー(右)が残留する
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