ベンチュリからフォーミュラEに参戦中のフェリペ・マッサは、グランプリレースを走る以上の人生を模索するF1ドライバーにとって、完全な電気自動車によるシリーズが、より優れた選択肢になるだろうと語っている。
2002年から2017年までをF1で過ごしたマッサは、2008年に惜しいところでタイトルを逃している。彼はフォーミュラEにおいて、モータースポーツの最高峰であるF1のフルシーズンを経験した7人のドライバーのうちのひとりだ。
フォーミュラEはメジャーかつ卓越した自動車メーカーがワークスチームとして参加しているものの、いまだF1チャンピオン経験者の参戦はない。マッサは、ドライバーの支持が大きくなったことにより、シリーズの質は急速に向上したと考えている。
「フォーミュラEはやるべきことを正確に行なっている。成長を遂げているんだ」とマッサは『The Mirror』に語った。
「選手権が成長を遂げて規模が拡大していくと、有名なドライバーたちが興味を示す」
「僕も関心を抱いた。僕は最初からフォーミュラEを見ていて、興味を持っていたんだ。この選手権だけが、F1の後での参戦を考えるものだった」
「フォーミュラEに集中しているよ。なぜなら僕は他の選手権の将来よりも、フォーミュラEの将来性を信じているから」
「F1に残る可能性がないドライバーは、誰もがフォーミュラEを試そうとするだろうと確信している。100%そうなると確信しているんだ」
しかしながら、マッサのようなF1優勝経験者やスターの名が加わるということは、成績に対する期待値も上昇するということになる。
「プレッシャーなんて常に感じてきた。プレッシャーというのは、F1では毎日感じるものなんだ」
「ここでは僕が最も有名かもしれないけれど、自分が戦っているドライバーのレベルも完全に理解している」
「ここのドライバーは誰もがF1でレースをできるし、誰もがF1で最終的に成功を手にすることができるよ」