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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.11.26 16:38
更新日: 2019.11.26 16:42

豪州SC最終戦:レッドブル・ホールデン連勝。フィナーレは7冠王者ウインカップが制す

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海外レース他 | 豪州SC最終戦:レッドブル・ホールデン連勝。フィナーレは7冠王者ウインカップが制す

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの2019年最終戦ニューキャッスル500が11月22~24日に開催され、土曜レース1をシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(ホールデン・コモドアZB)が、続く日曜シーズンフィナーレをジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB)が制し、レッドブル・レーシング・オーストラリア(RBRA)勢が2020年の逆襲を予感させる“パーフェクト・ウイークエンド”を達成した。

 2019年にデビュー以降、VASCを席巻するスピードを見せつけたフォードの新兵器『マスタング・スーパーカー』は、すでに第14戦サンダウン500でDJRチーム・ペンスキー、スコット・マクローリンの手でチャンピオンを獲得。マクローリンにとっても2018年のファルコンFG-Xに続きドライバーズタイトル連覇を果たし、年間最多勝記録も18に更新するなど記録ずくめのシーズンとなった。

 その陰で苦戦を強いられたホールデン・ファクトリーチームであるRBRA、トリプルエイト・レースエンジアリングは、この一大観光地で開催されるシリーズファイナルの市街地戦で一矢報いるべく、金曜から強力なペースを披露する。

 プラクティス、予選と“セブン・タイムス・チャンピオン”のウインカップがセッション最速の座を譲らず、レース1に向けたグリッドを確定するトップ10シュートアウトへ進出すると、チームメイトのSVGことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンが予選暫定10番手から奇跡のアタックを敢行。

 その予選ではマシンセットに苦しみ、チーム18のマーク・ウインターボトム(ホールデン・コモドアZB)との勝負でからくも10番手タイムを記録してトップ10シュートアウト挑戦権を得たSVGは、ブレイクの間に大きくセッティングを変更。ウインカップの暫定予選ポールタイムを上回る1分10秒1747を記録し、宿敵マクローリンを退けて見事に週末最初のポールポジションを獲得した。

 すると土曜午後のレース1は、その優位性を活用したSVGが今季4勝目を達成。スタートではフロントロウに並んだ新王者のマクローリンにノーズ分ほどわずかに先行されるも、インサイドを守って首位を堅持し、そのロスをついた3番グリッドのウインカップも続き、RBRAの2台がワン・ツー・フォーメーションを形成する。

2019年限りでの撤退を表明した古豪GRMのフェアウェルも開催され、DJRのディック・ジョンソン(右)もギャリー・ロジャース代表との別れを惜しんだ
2020年はフォードへのスイッチを発表済みのケリー・レーシング。ニッサン・アルティマL33もラストレースに
土曜は暫定10番手から奇跡のアタックを敢行し、R1スタートの1コーナーを制したSVGが今季4勝目を飾った

体調不良から金曜クラッシュ、欠場も考えられたスコット・パイだが、R1を6位、R2を5位と大復活してWAU最後のレースを締めくくった


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