11月28日(木)、プレマ・レーシングは2020年シーズンもミック・シューマッハーが同チームからFIA-F2に参戦することを発表した。チームメイトには、2019年のFIA-F3でタイトルを獲得したロシア人のロバート・シュワルツマンが新たに加わることになる。
2016年にプレマからドイツF4に参戦して以来、プレマのドライバーとして各シリーズに参戦してきたシューマッハー。2018年にはFIAヨーロピアンF3選手権のタイトルを獲得し、2019年はF2に昇格。ルーキーイヤーの今シーズンは、ハンガロリンクで開催された第8戦のレース2で初優勝を飾った。
プレマ残留が決まったシューマッハーは、チームの公式サイトに次のようにコメントを寄せた。
「マシンやタイヤの扱い方だけでなく、より大きなチームで仕事をすることなど、僕は非常に貴重なことを学んでF2での2年目を迎える」
「シーズンが始まったら、僕は確実にこの経験を積み重ねていきたい。シーズンが始まるのを待ちきれないよ」
「僕たちはかなり長いこと一緒に仕事をして成長してきたので、またプレマと組むというのは自然なことのようだ。もう一度僕を信頼してくれたことに感謝したい。僕はこれが正しいことだと証明するために何でもするよ」
一方チームメイトとなるシュワルツマンは、2017年にフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員となったドライバーだ。2018年にはシューマッハーとともにFIAヨーロピアンF3選手権に参戦し、ランキング3位。今シーズンは3勝を挙げてタイトルを獲得し、2020年のF2昇格を決めた。
シュワルツマンは、「F1の前の最後のステップとなるF2に昇格できることを本当に嬉しく思っている。もちろん、とても重要なものだ」とコメントを発表した。
「また、プレマ・レーシングとの関係性を続けられることを嬉しく思う。僕とチームにとって3年目となるので、お互いをよく知っているし相性も良い」
「僕たちの目標はチャンピオンシップを勝ち獲ることだ。今年示したように、たとえ新しいマシンでも、知らないことがたくさんあっても、ハイレベルの戦いでも、すぐに上位で走ることができる。僕たちはそのために欠かせないものを2020年も持っている」
「できるだけ早くタイヤとマシンを学べるようにベストを尽くすつもりだ。そうすればかなり早い段階からレースで上位に入れるだろう」
「僕を助け、サポートしてくれるフェラーリ、フェラーリ・ドライバー・アカデミー、そしてSMPレーシングに感謝したい。素晴らしい結果を残して、彼らが信頼し続けてくれることに報いたい」