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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.12.05 13:57

新設ラリークロス『タイタンRX』2020年カレンダー発表。カナダ戦追加、新タイトルも導入

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海外レース他 | 新設ラリークロス『タイタンRX』2020年カレンダー発表。カナダ戦追加、新タイトルも導入

 オーストリアの名門コンストラクター、MJPレーシングを中心に2019年鳴り物入りでスタートした新設ラリークロス・シリーズの『TitansRX(タイタンRX)』。その2年目となる2020年カレンダーが発表され、新たに北米カナダでの1戦を加えた全7戦で争われることになった。さらに南北に分かれた地域カップ戦の“Super Cup”タイトルが新たに実施されることも決まった。

 MJPレーシング代表のマックス・プッシャーが発起人となり、元WRC世界ラリー選手権王者のアリ・バタネンもアンバサダーを務めるタイタンRXは、初年度からWorldRX世界ラリークロス選手権のトップドライバー陣や北米のGRCグローバル・ラリークロス王者、スポーツカー耐久やツーリングカーのチャンピオン獲得経験者など、数多くの実力派ドライバーが参戦した。

 さらなる発展を期す2年目のカレンダーは、オーストリアやフランスなど初年度の開催実績がある5カ国をベースに、WorldRXが開催されてきたカナダのトロワ-リヴィエール戦を新たに追加。さらに、ハンガリーでの“グランドフィナーレ”を含めた全7戦14ラウンドのスケジュールが組まれた。

 このグランドフィナーレへの参加資格を得るには、年間エントリーするドライバーは最低5戦10ラウンドに参加する必要がある。

 また、フルシーズンの国際チャンピオンシップ・タイトルに加え、新たにふたつの地域カップ、『Cup North(カップ・ノース)』と『Cup South(カップ・サウス)』のタイトルも設けられ、出身地域に紐付いたポイント制度を策定。ドライバーごとに3戦6ラウンドでランキング資格が付与され、その上位ドライバーは最終戦ハンガリー・ニイラドの“スーパー・カップ”に参戦し、各地域の王者を決める勝負に挑むことになる。

 初年度は欧州圏内のみで開催され“ヨーロッパ・シリーズ”のサブネームも掲げていた『タイタンRX』だが、北米カナダ戦の追加でグローバル・シリーズに昇格。創設者兼CEOのプッシャーは「2020年に向けてナチュラルな進捗と発展を確認でき、北米トロワ-リヴィエールでのイベントと新たな南北カップ戦を実施できることを発表でき、個人的にとても満足のいくカレンダーとなった」と、所感を述べた。

“ヨーロッパ・シリーズ”のサブネームも掲げていた初年度は、ケビン・ハンセン(右)が初代王者に輝いた
「WorldRX車両と同等の性能を持ちながら、はるかに安価」(マックス・プッシャー代表)なワンメイク車両のPantera RX6スーパーカー


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