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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.10.11 20:48
更新日: 2016.10.11 22:58

豪州SC:勝者レッドブル・ホールデンにまさかのペナルティ。チームは控訴

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海外レース他 | 豪州SC:勝者レッドブル・ホールデンにまさかのペナルティ。チームは控訴

 F1日本GP、そしてスーパーGTタイ戦と同じ週末に開催された、オーストラリア・スーパーカー(旧V8スーパーカー)シリーズ最大の祭典“バサースト1000”は、予選から圧倒的な速さを見せたレッドブル・レーシング・オーストラリア、トリプルエイト・レースエンジニアリングのジェイミー・ウィンカップ/ポール・ダンブレル組がトップチェッカーを受けて完勝……かと思われたが、終盤にウィンカップが起こしたアクシデントに15秒加算ペナルティが課せられることとなり、同じホールデン陣営の“サテライト”としてシングルカーエントリーしていたテンコ・オートスポーツのウィル・デイビソン/ジョナサン・ウェブ組が繰り上げ優勝となる、波乱の結末となった。

 事件はレース終盤、フィニッシュまで残り11周の150周目に起きた。

 首位争いを展開していたボルボS60のスコット・マクローリンに対し、戦略の違うウィンカップのホールデンが猛追。そのスピード差を活かして最終コーナーでインにダイブするも、ウィンカップのコモドアはスライドが止まらずボルボS60をコース外へ弾き飛ばすと、失速したウィンカップの背後に3番手のホールデン・ワークス、ガース・タンダーが迫りテール・トゥ・ノーズとなる。

150周目の最終コーナーで起きたアクシデントで大破したHRTのタンダー(左)はリタイヤに
150周目の最終コーナーで起きたアクシデントで大破したHRTのタンダー(左)はリタイヤに

 そこへコース外から復帰したボルボが絡み、タンダーのコモドアとマクローリンのS60がホームストレート上で激しくクラッシュ。セーフティカーが導入される事態となった。

「戦略の違いもあって、ピットを終えたウィンカップが速いのはもちろん分かっていた。でも僕らはレースをしていて、可能な限り早くコースに復帰しようとしただけだ。意図的にヒットしたかったわけじゃない」と、状況を説明するマクローリン。

チェッカー時点では2番手で通過したテンコ・オートスポーツのホールデン・コモドア
チェッカー時点では2番手で通過したテンコ・オートスポーツのホールデン・コモドア
ジョナサン・ウェブ(右)にとっては、2年前に勝利を逃していた悔しさを晴らす結果に
ジョナサン・ウェブ(右)にとっては、2年前に勝利を逃していた悔しさを晴らす結果に


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