先日開催されたリオデジャネイロ・パラリンピックでハンドサイクル競技に出場し、自身よっつめとなる2個の金メダルを獲得したアレッサンドロ・ザナルディが、ひさびさとなるモータースポーツ復帰参戦を果たすことになった。
元F1ドライバーとしてウイリアムズなどで活躍、そして北米CARTシリーズでは圧倒的強さで二度のチャンピオンに輝いたザナルディは、先月開催されたパラリンピックのハンドサイクリングH5部門のTT(タイムトライアル)とロードレースで見事金メダルを獲得。同じく国別対抗でも銀メダルを獲得するなど、依然衰えぬアスリート魂を見せてくれた。
そのザナルディが、今週末の10月14〜16日にイタリアのムジェロで開催されるイタリアGTチャンピオンシップの最終戦に、かつてWTCC世界ツーリングカー選手権でともに戦ったロアール・モータースポーツからBMW M6 GT3でエントリーすることが決まった。
今季はパラリンピックに全精力を集中していたザナルディだが、すでにM6 GT3のシート合わせを行い、テストセッションもこなすなど精力的に準備を進めており、昨年7月にBMW Z4 GT3でティモ・グロックやブルーノ・シュペングラーらと出場したスパ24時間以来となる、レースカーのドライビングを楽しんだ。
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