FIAとSROモータースポーツグループが共同開催し、2019年はイタリア・ローマ近郊のバレルンガ・サーキットで行われた“モータースポーツのオリンピック”こと、『FIAモータースポーツ・ゲームス』。この国別対抗イベントの第2回大会がフランスのポール・リカールで開催されることがアナウンスされた。
モータースポーツ・ゲームスでは、フォーミュラやツーリングカーなど、カテゴリー別に各国を代表するドライバーが参戦し、国別対抗のチーム戦としてメダル争いを展開し、バレルンガでの第1回大会は成功裏に終わった。
そして成功した第1回大会に続く、第2回大会は舞台をイタリアからフランスに移し、マルセイユ市街がイベントのホストタウンを務めることとなった。
「初開催イベントを成功裏に終えたのに続き、FIAモータースポーツ・ゲームスのコンセプトがポール・リカールにも引き継がれ、さらなる成長を遂げていくであろうことをうれしく思っている」と述べたのは、FIAのジャン・トッド会長。
このイベントでは、GT3やF4、TCR規定ツーリングカー、グランツーリスモを採用したeレースなどを含む6つのカテゴリーで競技が行われ、初開催となった2019年はチーム・ロシアが躍進。TCRのレース1で勝利し、レース2でも2位表彰台に上がったクリム・ガブリロフが初代ツーリングカー王者に輝くと、総合でもポイント争いを制して世界王者の座に就いた。
また、GTカップで濱口弘/笹原右京組が優勝した日本も、金メダル1個を獲得して総合3位タイという結果を得ている。
マルセイユでの第2回大会は10月23~25日のスケジュールとなり、初開催時の6カテゴリーに加え、2020年中盤にもアナウンスされる予定の新競技追加が予定されている。