元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーの息子である18歳のダービット・シューマッハーは、2020年シーズンはチャロウズ・レーシング・システムと契約を結び、F1直下のカテゴリーであるFIA-F3にフル参戦することになった。
ダービットは、プレマ・レーシングからからFIA-F2に参戦しているミック・シューマッハーのいとこにあたる。2018年にF4でシングルシーターのキャリアを始めたダービットは、2019年のフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権の3ラウンドで優勝を果たした。また2019年の第7戦モンツァのレース1で負傷したアレックス・ペローニの代役としてカンポスからF3デビューを飾り、ソチで行われたシーズン最終戦を戦った。
その後シューマッハーはチャロウズに加入し、2019年のマカオGPにも参戦。21位でフィニッシュした。
「FIA-F3選手権に昇格し、チャロウズからフルタイム参戦できることをとても嬉しく思っている」とダービットは語った。
「昨年の終わりに2度レースに出場したけれど、これからのシーズンに向けて良い準備になった」
「マシンについてはもっと学ばなければいけない。レースウィーク中はフリー走行の機会があまり多くないから、学ぶことが重要だ。今シーズンは一歩前進できると思うし、できる限り上位でフィニッシュすることを目指すよ」
チャロウズでシューマッハーのチームメイトとなるのは、経験豊富なフィンランド出身のドライバーであるニコ・カリ、そして日本生まれのブラジル人ルーキーであるイゴール・フラガだ。
F1のサポートシリーズであるFIA-F3選手権は、3月21日にバーレーンで開幕する。