現地3月12日、アメリカでもっとも人気のあるモータースポーツのひとつであるモンスターエナジーNASCARカップが、3月15日決勝の第5戦アトランタ、3月22日決勝の第6戦ホームステッドを無観客で開催すると発表した。
年間36戦で争われるNASCARカップシリーズ。第5戦はジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイで、第6戦はフロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでそれぞれ決勝レースが行われる。
しかし、そのレースについてはアメリカ国内でも感染が拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を鑑みて、無観客で行うことがアナウンスされた。
NASCARから発表された声明では次のように説明されている。
「今回、アトランタ・モーター・スピードウェイとホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行うNASCAR戦を、ファンや観客を受け入れない状態で開催することを決定した」
「これらふたつのイベントはレーシングドライバーやクルー、レースオフィシャルなど、レース開催に必要な人員のみが参加できる。今後のレースについても保険当局と協力してスケジュールを決定していく」
北米のモータースポーツでは、新型コロナウイルスの影響を考慮し、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの第2戦セブリング12時間、第3戦ロングビーチが開催延期されたほか、3月15日決勝のインディカー・シリーズ第1戦セント・ピーターズバーグは無観客で開催されることが決定している。