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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.03.25 14:46
更新日: 2021.11.30 14:12

WEC:オレカ代表、LMDh規定統合が“流れる”ことを危惧し「8~10日以内の発表」を望む

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海外レース他 | WEC:オレカ代表、LMDh規定統合が“流れる”ことを危惧し「8~10日以内の発表」を望む

 フランスの名門コンストラクター、オレカ代表のヒュー・ド・ショーナックは、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的大流行により、プロトタイプ・カテゴリーの規定収束が「失われる」のを防ぐ意味でも、IMSA国際モータースポーツ協会とACOフランス西部自動車クラブの双方が「今後8~10日以内に」将来のLMDh規定の詳細を発表するよう求めている。

 3月18~21日に開催予定だったWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの併催イベント“スーパーセブリング”がキャンセルされたことを受け、この週末になんらかのアナウンスを予定していた両シリーズの統合規定“LMDh”の詳細確定に向け、双方の技術部門はマニュファクチャラーやシャシーコンストラクターからヒアリングを行い、規定ドラフト版の策定を急いでいる。

 WEC最高峰カテゴリーとデイトナプロト・インターナショナル(DPi)を統合し、プロトタイプの新たなグローバル規定に位置づけられるLMDhと、WECが推進してきたル・マン・ハイパーカー(LMH)プラットフォームとのバランスをいかに整理するかの努力は現在、世界的に猛威を振るう新型ウイルスの影響を受け停滞する局面に。各国が入国制限や、受け入れ後の14日間の隔離要請などあらゆる移動規制を導入するなか、運営委員会はその対応として仮想会議を開催することを決めた。

 しかし、IMSAのジョン・ドゥーナン代表は、現時点の人や物の交流が抑制されている状況を受け、このLMDhの最終発表が遅れる可能性があることを認めている。

 モータースポーツ専門サイトの『Sportscar365.com』によれば、このバーチャル・ミーティングは、本来スーパーセブリングの会期だった3月18日の水曜に実施され、承認された4社のLMDh/LMP2コンストラクターと、IMSA、ACOの主要関係者が出席。引き続き、LMDhのパワートレイン・パッケージを最終決定する次の会議が開催される予定だという。

3月18~21日に開催される予定だった“スーパーセブリング”はWEC世界耐久選手権と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が併催されるダブルヘッダーイベント
3月18~21日に開催される予定だった“スーパーセブリング”はWEC世界耐久選手権と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が併催されるダブルヘッダーイベント
オレカ07など数多くの名機を送り出したオレカ。COVID-19は「自動車産業に深刻な影響を与える」と危惧する

■先延ばしにすれば「LMDhの具現化も危ぶまれる」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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