レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.03.28 10:00
更新日: 2020.08.27 15:13

SCB:ピケJr.のトヨタ・カローラ公開。ダブル戦にはブルーノ・セナら豪華ゲスト参戦へ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | SCB:ピケJr.のトヨタ・カローラ公開。ダブル戦にはブルーノ・セナら豪華ゲスト参戦へ

 南米大陸を代表する国、ブラジル。その国内最高峰ツーリングカー選手権であるSCBストックカー・ブラジルの2020年シーズンに向け、新規参戦チームであるTOYOTA GAZOO Racing Brazilが新型『トヨタ・カローラ』をラウンチ。マウリシオ・フェレイラ率いるFull Time Sportのネルソン・ピケJr.用33号車のカラーリングが公開された。また、開幕戦ゴイアニアで予定されていた“ダブル・レース”のゲストには、ブルーノ・セナやフィリペ・アルバカーキ、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ホセ-マリア・ロペスなど豪華参戦組もアナウンスされている。

 世界的流行が続く新型コロナウイルス(COVID-19)の影響は、この南米大陸最大の国にも及び、SCBでも3月27~29日に予定されていた2020年開幕戦ゴイアニア“ダブル・レース”と、4月10~12日の第2戦ヴェロパークの延期が決まっている。

 サンパウロ州ヴィニェードに本拠地を構えるSCBトップチームのFull Time Sportは、感染予防とクルーのケアに細心の注意を払いつつ、ワークショップでは重要な作業活動のみを進行し、今季トップカテゴリーに投入する新型トヨタ・カローラの開発を続けてきた。

 F1最多出走記録を持つ元跳ね馬乗りで、2014年SCB王者でもあるルーベンス・バリチェロを筆頭に、初代フォーミュラEチャンピオンのネルソン・ピケJr.や日系ブラジル人のラファエル鈴木、そしてバリチェロとの相互交流で隣国アルゼンチンからデビューを果たすマティアス・ロッシの4台体制を敷くチームは、その先陣としてピケJr.用33号車のレンダリングイメージをリリースした。

 同車には世界的なモータースポーツ・サポーターであり、潤滑油メーカーとしてブラジルで100年以上も事業展開するTEXACO(テキサコ)が7年連続のタイトルスポンサーに就任。レギュラー参戦3シーズン目を迎えるピケJr.は、過去2年で4度の表彰台に留まった戦績を「飛躍させ」2015年の“ダブル・レース”ゲスト参戦時に記録したポールポジション獲得時のパフォーマンスを常態化させることを狙っている。

「僕らは過去2シーズンで多くのことを学んだ。もちろん、まだ期待したレベルには達していないが、このSCBでは非常に高いコンペティションレベルが維持されている証拠でもある。今季こそ良い結果を手にできるよう努力を続けるだけだ」と意気込みを語ったピケJr.。

「2020年は変化の季節でもあり、新たに登場するトヨタ・カローラでの戦いとなる。その上で、チームとテキサコとの継続性は間違いなく僕らにとって有利な点になるだろう」

 SCBのオーガナイザーであるVicarはカレンダーに対する初期段階の延期発表の後、シーズン全12戦の維持と開幕2戦のリスケジュール後のスロットを間もなくアナウンスするとしているが、その幻の開幕戦“ダブルレース”に向けては複数のゲストドライバーがアナウンス済みとなっている。

フル参戦3年目を迎えるネルソン・ピケJr.の33号車がレンダリングで公開された
潤滑油メーカーとしてブラジルで100年以上も事業展開する”TEXACO(テキサコ)”が7年連続のタイトルスポンサーに就任した

「新型トヨタ・カローラのポテンシャルにも大いに期待している」と語ったピケJr.
ピケJr.の33号車、ルーベンス・バリチェロの111号車は、ともにFull Time Sportからのエントリーになる

■バリチェロとアルバカーキが再タッグ!


関連のニュース