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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.04.08 07:30
更新日: 2020.04.07 18:41

TCRヨーロッパも仮想シリーズ創設。2020年の再調整版カレンダーはレッドブルリンクが消滅

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海外レース他 | TCRヨーロッパも仮想シリーズ創設。2020年の再調整版カレンダーはレッドブルリンクが消滅

 WTCR世界ツーリングカー・カップに次ぐポジションに位置するリージョナル選手権最高峰、TCRヨーロッパ・シリーズ(TCR EU)も他のカテゴリーに追随する形で、4月2日にバーチャル・シリーズの立ち上げを発表。また現実の2020年カレンダーも改訂され、オーストリアのレッドブルリンクが残念ながら中止となり、全6戦に減少することとなった。

 世界的に猛威を振るい、日本でも目に見える形での脅威が迫っている新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響を受け、TCR地域選手権のトップに君臨するヨーロッパ・シリーズも仮想空間での競技開催を決定。現実の2020年シーズン開幕に先駆け、5月2日にスパ・フランコルシャンでのバーチャル・レースをアナウンスした。

 この日程は当初予定されていた2020年カレンダーに則したスケジュールでの開催となり、以降も全7戦が当該の日付と開催地に従って予定される。

 すでに第1戦が開催済みの“ARG eSport Cup”のようなアウディRS3 LMSのワンメイクとは異なり、TCR公認を取得する全マニュファクチャラーの車両が使用される最初のeスポーツ・レーシング・シリーズとなる“TCR Europe SIM Racing”は、実際のチャンピオンシップに参戦する22名のドライバーが参加対象となり、この先に開幕を控える現実の2020年シーズンにも影響を与えるボーナスポイントが付与される予定だ。

 TCRヨーロッパ・シリーズのプロモーターを務めるパウロ・フェレイラは「現時点で2~3点の異なるオプションを評価しており、今後数日のうちに詳細なスポーティング・レギュレーションを案内できるだろう」と語った。

「これは現在の世界が直面するウイルスの脅威に対しての苦肉の策であり、このオンラインの結果が最終的に本物のチャンピオンシップ・タイトル獲得に影響を及ぼすところまでは避けたい」と本音もこぼしたフェレイラ。

「だが、このバーチャル・シリーズで好成績を残したドライバーに何らかの報酬を与える必要があるのは間違いない」

現実の日程である5月2日に、スパ・フランコルシャンでのバーチャル・レース開催をアナウンスした


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