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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.04.17 20:07
更新日: 2020.04.18 01:54

【松下信治インタビュー(2)】18インチタイヤ導入でブレーキングに大きな変化「得意な僕にはうれしい変更」

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海外レース他 | 【松下信治インタビュー(2)】18インチタイヤ導入でブレーキングに大きな変化「得意な僕にはうれしい変更」

 3月上旬、バーレーンで2日間に渡って行われたFIA-F2テスト。この時点では、まだ中東やヨーロッパで新型コロナウイルスに対する危機感はほとんどなかった。

 MPモータースポーツからテストに参加した松下信治選手は、連日上位タイムをコンスタントに出し、18インチタイヤの感触も予想以上に良かったと語る。開幕がいつになるのか現時点ではまったく見えないが、松下選手は去年以上の活躍が期待できそうだ。それだけに1日も早い、そして1戦でも多い開催が望まれる。

──────────

──バーレーンテストの感触を聴かせてください。いい手応えでした?
松下信治(以下、松下):ええ。タイヤが18インチに変わったのですが、思ったほど違和感はなかったですね。燃料搭載量は各車ばらばらだったので相対的なパフォーマンスは不明ですが、僕自身は乗り味は非常によかったですね。

 エンジニアも昨年のカーリンとプレマから来てくれて、戦力もすごくアップしてる。ふたりはイタリア人同士でもともと仲がいいし、うまくやっていけそうです。

──カーリンから来たエンジニアは、松下選手の担当エンジニアですよね?
松下:そうです。一緒に移ってきました。プレマから来たエンジニアは去年までFIA-F3をやっていたのですが、今年はチーフエンジニア的役割です。

──松下選手自身も、チームに溶け込めていますか?
松下:そうですね。もちろんまだテストを1回やっただけですし、そこでいろいろ課題も出てきた。でもパッと乗ってすぐに速さを出せたし、作業の進め方も悪くなかった。改善点もたくさんありますが、幸い今は時間があるので、その辺りは連絡を取り合って直していってます。

ーバーレーンテストは、18インチタイヤでのみ走ったんですよね?
松下:ええ。

ーこれまでとの違いは、それほど大きくなかったですか?
松下:違うといえば違うんですけど、予想していたほどではなかったです。デグラデーションは、ちょっとですけどよくなっていますしね。高速コーナーもよくなっていますね。

 バーレーンで言うと、ターン11、12。右に上がって行く、けっこう速いコーナーがありますよね。昨年まではギリギリだったのが、ハードタイヤでも普通に全開で行けましたから。リヤのグリップが上がってるのは、間違いないですね。バーレーンはF2ではタイヤに一番きついサーキットなのですが、普通に気をつければ十分レースを完走できそうです。なので他のサーキットはもっと楽でしょうね。

──デグラデーションがひどくないのは、ちょっと意外ですね。
松下:そうなんです。もしかして、ピレリが最初だからとかなりコンサバなのを持ってきたのか。

──コンパウンドは、何種類か試しましたか?
松下:いいえ、ハードとソフトだけです。ハードはもちろん(ロングランでも)楽だったし、ソフトでもそんなに落ちなかったですね。


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