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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.04.20 20:16
更新日: 2020.04.20 20:37

【角田裕毅インタビュー】課題の見えた公式テストは好感触。ドライビングの変化も「ポジティブに捉えている」

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海外レース他 | 【角田裕毅インタビュー】課題の見えた公式テストは好感触。ドライビングの変化も「ポジティブに捉えている」

 昨年はFIA-F3に参戦し、今年はFIA-F2への昇格を決めてカーリンからシリーズ参戦が決まっていた角田裕毅。今シーズンはスーパーライセンス獲得に向けても、非常に重要な1年になりそうだが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、開幕戦からレースの延期や中止が続いている。

 2020年シーズン開幕の見通しは立っていないが、現在イギリスにいるという角田は、この状況をどのように過ごしているのだろうか。イギリスでの現状や、3月上旬に行われた公式テスト、今季から導入された18インチタイヤなどについて話を聞いた。

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──今はイギリスにいるのですか? 

角田裕毅(以下、角田):ずっとイギリスにいます。

──新型コロナウイルスの影響はイギリスの方が深刻ですが、日本に戻るという選択肢はありましたか?

角田:ありました。ですが空港で(ウイルスを)もらってしまうリスクが高く、スペインやイタリアから帰ってきた日本人が空港で(新型コロナウイルス感染症に)かかっているというのをニュースで見ました。かからないことが一番ですが、もしかかってしまった場合はもっと悪い状況が考えられるので、リスクを負わないことを選びました。

 ミルトンキーンズはまだ大丈夫な方だと思います。外出禁止ではありますが、トレーナーともビデオ通話をして、ジムでのトレーニングを家でやっています。そういった意味でも、日本には帰らないという決断に至りました。

──外出禁止でも外に出られますか?

角田:トレーニングなど健康上の理由であれば。スーパーなど、生活に最低限必要なことはできます。

──もちろんファクトリーはダメですよね?

角田:行けないです。ファクトリーは閉まっていると思います。

──こういう状況になってしまうということは2月下旬〜3月上旬の頃に考えていましたか?

角田:正直あまり考えていなかったですね。事態がどんどん悪化してく中で気づいていって、今それが現実になったという感じです。残念ではあるけれど、仕方ないと思います。

──角田選手の肌感覚として、事態が動いたというのはいつですか?

角田:バーレーンでの公式テストの時に、空港に着いた際に身体チェックがあって、結構大きなことなんだなと感じたのが最初でした。綿棒のようなものを鼻に突っ込まれて検査されました。

──開幕が延期になることも頭をよぎった?

角田:はい。

──バーレーン延期後、開幕戦として予定されていたバクーも延期となりました。メンタル面への影響はありますか?

角田:今は特に大丈夫です。世界中で問題になっているし、何もできることがないので、レースが始まってもいいように準備しているだけです。テストが良かっただけに悔しいというか残念なところはありますが、その感覚を忘れないようにトレーニングをして準備しています。


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