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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.05.19 16:53
更新日: 2020.05.19 16:55

豪州SC:元王者ジェームス・コートニー、シリーズ再開前にフォード・マスタングでの復帰を発表

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海外レース他 | 豪州SC:元王者ジェームス・コートニー、シリーズ再開前にフォード・マスタングでの復帰を発表

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの2010年ドライバーズチャンピオンであるジェームス・コートニーが、6月のシリーズ再開に先立ちカムバックを宣言。タイトルスポンサーのMilwaukee(ミルウォーキー)撤退により活動休止を決めた23Red Racingの枠を活用してTickford Racingに加入し、フォード・マスタングをドライブすると発表した。

 キャリア初期には日本にも活躍の場を求め、2003年の全日本F3選手権タイトルを皮切りに、フォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権、そしてスーパーGTの初年度シーズンも戦ったコートニーは、2006年に豪州大陸へと凱旋しStone Brothers Racingに加入。

 BA型ファルコンからBF型と乗り継ぎ、Dick Johnson Racing(現DJR Team Penske)に移籍して2年目の2010年にはFG型で年間5勝を挙げ、念願のドライバーズタイトルを獲得した。

「その翌年、ホールデンのファクトリーチームであるHRT(Holden Racing Team/現Walkinshaw Andretti United)に移籍したわけだから、フォードを降りたときの僕はチャンピオンだった。振り返れば、ブルーオーバルにはいくつもの良い思い出があるよ」と語ったコートニー。

「そのことは僕を暖かい気持ちにしてくれる。明らかにフォードとは良い結果を共有し、ホールデンとの9年間を経て再び彼らの元に戻ることはすべての肯定的な記憶を呼び覚ますものだ。そして願わくば、新たな“Boost Mobile Ford Mustang”でさらに大きな成功を収めたいね」

 現在39歳となるコートニーは、2020年シーズンに向け心機一転。新チームのTeam Sydneyに移籍してリードドライバーの役割を担う計画だった。しかし開幕戦のアデレード400を終え、運営母体となるTEKNO Autosports代表のジョナサン・ウェブとの見解相違が表面化し、わずか1戦限りで議論の余地を残した電撃的チーム離脱を発表していた。

「過去数カ月に起こったことを考えれば、その推移に満足することはできないよね」と続けたコートニー。

拠点を移したTEKNO Autosportsの新チームに合流し、旧知の仲でもあったジョナサン・ウェブ代表とともに戦う計画だったジェームス・コートニー
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開幕直前に自身のパーソナルスポンサー“Boost Mobile”のカラーリングを採用してレースに挑んだが、バトル中にウォールの餌食となるなど苦しい展開に
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