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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.05.20 13:08

豪州SC:改訂版2020年カレンダーは年跨ぎに。最終戦は2月のバサースト12時間併催で全12戦

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海外レース他 | 豪州SC:改訂版2020年カレンダーは年跨ぎに。最終戦は2月のバサースト12時間併催で全12戦

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーのオーガナイザーは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止策として中断している2020年カレンダーの改訂版を発表。2021年2月の『バサースト12時間』併催戦を新たに加えた、年跨ぎ全12戦のチャンピオンシップスケジュールを確定させた。

 すでに開幕戦のアデレード500を終えていた2020年のVASCシリーズだが、その後は恒例のF1開幕戦オーストラリアGP併催イベントに指定されていた第2戦がレースウイークに急遽のキャンセルとなったことで、シリーズはF1同様ペンディング期間に突入している。

 今回アナウンスされた改訂版カレンダーでは、再開初戦として実質的な開幕戦を担う第2戦を6月27~28日のシドニー・モータースポーツパークに定め、TV中継のみの無観客イベントとして実施。その後は10ラウンドを予定し、2021年の2月には2度目のバサーストに向かい、マウントパノラマで行われるGT3の耐久イベント『バサースト12時間』のタイムスケジュールにスーパーカーを組み込む、例外的な試みが盛り込まれた。

「これは、我々がシリーズとして前進するために可能な“地に足をつけた”解決策であり、今後の8カ月間では実行できるレースと実行できないレースに柔軟に対応する必要も出てくるだろう」と語るのは、スーパーカーのCEOを務めるショーン・シーマー。

「そのなかでも、我々の魂というべき(10月開催の)バサースト1000に関しては、変更や修正、レプリカ(代替イベント)の検討はしたくないと考えていた。さらにバサーストには2回目のチャンスを用意したが、もちろんこの方策には大きなリスクもある」と続けたシーマーCEO。

「今回の措置は例外的で革新をともなう方法であり、いつもとは異なる考え方をする必要があることを全員が共有しなくてはならない。2021年2月にシリーズが終了した場合、2021年シーズンへの連続性をどう考えるかなど、解決すべき課題は残っているわけだからね」

南半球らしく2月22~23日に開幕戦アデレード500を終えていたVASC。シリーズ再開は実質の第2戦からとなる
再開の地に指定されたシドニー・モータースポーツパークは、地理的な条件と設備面の双方で選出された


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