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投稿日: 2020.05.22 17:33

豪州SC:eスポーツ第7戦オーバル勝負は、NASCARの2大聖地を制したSVGがパーフェクト達成

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海外レース他 | 豪州SC:eスポーツ第7戦オーバル勝負は、NASCARの2大聖地を制したSVGがパーフェクト達成

 毎週水曜の恒例となったVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーのeスポーツ・シリーズ『Supercars All Stars Eseries』第7戦が5月20日(水)に開催され、1.5マイルオーバルのシャーロット・モーター・スピードウェイと、デイトナ・ロードコースという北米NASCARの2大聖地での決戦を制したシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)が3連勝の“クリーンスイープ”を決め、バーチャル初の完全制覇を達成した。

 先週開催されたアメリカ・テキサスのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)に続き、2週連続の北米連戦となったSupercars All Stars Eseries第7戦は、シリーズ初のオーバル戦が登場。レース1はNASCARが本拠地を構えるシャーロットの1.5マイル・オーバルが舞台となった。

 その予選で栄えあるポールポジションを獲得したのは、eシリーズ通算9度目の最前列となる“予選最速男”ことアントン・デ・パスカーレ(ホールデン・コモドアZB/Erebus Motorsport)で、フロントロウ2番手には引き続きワイルドカード参戦のマクラーレンF1所属ランド・ノリス(ホールデン・コモドアZB/Walkinshaw Andretti United)が0.3秒差で並び、さらにその後方にはフォード勢最上位のジャック・ルブローク(フォード・マスタング/Tickford Racing)、レッドブル・レーシング・オーストラリアのエースである2016年VASC王者の“SVG”ことヴァン・ギスバーゲンが続く隊列となった。

 18分35周のフォーマットが採用された決勝では、ローリングスタートでペースカーが離れたタイミングに合わせ、ポールシッターのパスカーレがクリーンに加速したのと対照的に、2番手ノリスの反応がわずかに遅れ、WAUのホールデンが次々と後続車両に飲み込まれていく。

 さらに後方では早速のアクシデントも発生し、現実のVASC連覇中でeシリーズでも競争力の高さを披露してきた王者スコット・マクラフラン(フォード・マスタング/DJR Team Penske)が、ジャック・スミス(ホールデン・コモドアZB/Brad Jones Racing)との接触で最後尾付近へと転落し、Team Penskeのお膝元で苦しいレースを強いられる。

 一方、先頭集団はNASCARばりのミックスパックで周回を重ね、風切り役のパスカーレを先陣にノリス、SVG、そして7冠王者ジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)らが目まぐるしくポジションチェンジを続け、さらにチャズ・モスタート(ホールデン・コモドアZB/Walkinshaw Andretti United)やトッド・ヘイゼルウッド(ホールデン・コモドアZB/Brad Jones Racing)に加え、予選3番手ルブローク、キャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/Tickford Racing)、リー・ホールズワース(フォード・マスタング/Tickford Racing)らマスタング勢も勝負の輪に加わってくる。

オーバルで最速を記録したアントン・デ・パスカーレはデイトナで雪辱し2位、5位。僚友デビッド・レイノルズも同5位、6位に続いた
愛機を模したコクピットで気合を入れたリック・ケリーだが、残念ながら3ヒートともトップ10には絡めず


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