中国最高峰シリーズのCTCCチャイナ・ツーリングカー・チャンピオンシップは、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)により開幕が延期されていた2020年カレンダーの改訂版を発表。TCRチャイナ・シリーズとの併催6戦を含む全8戦を組み、最終戦開催は12月中旬となるスケジュールをアナウンスした。
この中国を代表するシリーズは、WTCC世界ツーリングカー選手権チャンピオンでもあり、WTCR世界ツーリングカー・カップでフォルクスワーゲンをドライブしてきたロブ・ハフが、メンター役として加入するSAICフォルクスワーゲン333レーシング(VWラマンドGTS)を筆頭に、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権ドライバーのアダム・モーガン擁する北京汽車集団(BAICセノヴァD50)、長安フォードFRDチーム(フォード・フォーカスCTCC)に東風キア・レーシング(キアK3 2.0T)、そして広州トヨタ・レーシングチーム(トヨタ・カローラレビン)など多くのマニュファクチャラーが覇権を争っている。
BTCC連覇中であるコリン・ターキントンのゲスト参戦が実現した2019年シリーズ最終戦は、世界的パンデミックの震源地となった武漢のストリートサーキットを舞台に争われたが、2020年カレンダーではその開催地の名はカレンダーになく、上海天馬、株洲(しゅしゅう)、モンゴル自治区のオルドス、上海、寧波を持ち回る構成となった。
オリジナル版のカレンダーで開幕戦を担当する予定だった広東インターナショナル・サーキットはキャンセルとなり、代わって上海天馬サーキットが4週間遅れの6月26~28日にオープニングラウンドを務める。