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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.06.11 07:35
更新日: 2020.06.10 17:57

STCC:PWR共同創業者が新型『クプラ・レオン・コンペティションTCR』で参戦。チャリティカラーを採用

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海外レース他 | STCC:PWR共同創業者が新型『クプラ・レオン・コンペティションTCR』で参戦。チャリティカラーを採用

 STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権こと、TCRスカンジナビア・シリーズに参戦するPWR Racingは、チームの共同創設者であり実業家のピーター“ポーカー”ウォーレンバーグJr.が、自身4度目の選手権に挑む2020年仕様のマシンを公開。ライフワークでもある“Racing for Charity(レーシング・フォー・チャリティ)”のスキームを採用した新型『Cupra León Competición TCR(クプラ・レオン・コンペティションTCR)』を投入するとアナウンスした。

 2020年シーズンに向け、エースのロバート・ダールグレンとSTCC史上初の女性ウイナーとなったミカエラ-アーリン・コチュリンスキーに続き、チームにとって3台目の新型マシン投入となったウォーレンバーグのクプラは、引き続き自身が主宰する慈善団体への寄付を募る“Racing for Charityプロジェクト”の看板を掲げてシリーズを戦うことが発表された。

「まずはプロジェクトを最初からサポートしてくれたすべての人、そして途中から参加してくれたすべての人に、心からの感謝を捧げることから始めたいと思う」と、新シーズンへの意気込みを語ったウォーレンバーグ。

「我々が好きなことに集中して、違いを生むことができるのは本当にうれしいことだ。このRacing for Charityのプロジェクトも4年目を迎えることができ、その成果も本当に素晴らしいことだね」

 スウェーデンでも指折りの成功を成し遂げた実業家として知られるウォーレンバーグは、自身の名を冠した財団を率いるほか、首都ストックホルム有数のホテルではCEOや会長職も歴任。さらにエンジニアリング企業のボードメンバーとしても活動し、複数の取締役会にも名を連ね、その中には運送業界を支えるマニュファクチャラーであるスカニアも含まれている。

 同時にレーシングドライバーとしての顔も持つウォーレンバーグは、スウェーデンの王立自動車クラブの会長も務め、2012年にはダニエル・ハグロフと共同でPWR Racingを設立。2017年からはその社内ベンチャー的な組織としてPoker Racingを立ち上げ、主に慈善団体の活動を支援し宣伝することを目的としてレース参戦を続けてきた。

「私は長年にわたってさまざまなブランドのクルマをドライブでき、キャリアを振り返れば充分に幸運だったが、正直に言えばこの新型クプラに対する期待は本当に高い。ルックスはとてもシャープに見え、今季は素晴らしいレースを繰り広げられることを楽しみにしている」

 ウォーレンバーグは、2019年シーズンもPWR Racingのクプラ・レオンTCRをドライブし、ドライバーズランキングで10位を記録。4年間のRacing for Charityプロジェクトでは、すでに80万スウェーデン・クローナ(約940万円)を慈善団体に寄付している。

ウォーレンバーグとともにPWR Racingを創業したダニエル・ハグロフ(右)。WTCRへの継続参戦はあるか


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