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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.06.17 15:00
更新日: 2020.06.17 14:39

WTCR:Lynk&Coセカンドチームの体制発表。元王者ビョーク残留もプリオールの離脱が決定

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海外レース他 | WTCR:Lynk&Coセカンドチームの体制発表。元王者ビョーク残留もプリオールの離脱が決定

 WTCR世界ツーリングカー・カップに参戦するLynk&Co Cyan Racingは、2020年シーズンに参戦する『Lynk&Co 03 TCR』の新リバリーを披露するとともに、セカンドチームのCyan Performance Lynk&Coの体制をアナウンス。WTCC世界ツーリングカー選手権“最後の王者”ことテッド・ビョーク残留と同時に、アンディ・プリオールの離脱が発表された。

 カラーリングの変更点は2019年仕様と比較してもわずかな範囲に留められ、今季も2011年のWTCC仕様『ボルボC30』で導入された鮮やかな“シアンブルー”を基調に、イエローをアクセントに採用。加えて、アンダーボディのサイドシル部からリヤバンパー部にかけてネイビーのラインが追加された。

「この2020年は、我々を象徴する“シアンブルー”のカラーを導入して10年目を迎えるシーズンとなる。ご覧のとおり変更点はわずかながら、適切な進化を遂げている」と語るのは、Cyan RacingのCEO兼チームマネージャーのフレデリック・ウァーレン。

 2019年はトップチームを『Cyan Racing Lynk&Co』、セカンドチームを『Cyan Performance Lynk&Co』としてエントリー登録名を分けていたが、今季2020年もその体制を継続。改めて4台体制での参戦を確認したCyan Racingは、すでに“帝王”イバン・ミューラーと甥っ子ヤン・エルラシェールをチームメイトとして起用し、最強のファミリーチームを結成することを発表している。

 その一方、Cyan Performanceに関してはドライバーのアナウンスが待たれていたが、このタイミングでビョークの残留が確認されるとともにプリオールの離脱が確定。BMW時代にWTCC3連覇を果たした最高峰の実績を誇る元ツーリングカー世界王者は、彼の息子セバスチャンのキャリア支援を本格化させるため、世界的シリーズの参戦を一旦終了させる意向を示した。

 これにより、今季のビョークは新たに加入する4人目のドライバーとともに、Cyan Performanceのチームメイトとしてレースを戦うこととなった。

「テッドとアンディは、間違いなく世界で最も優れたツーリングカードライバーのコンビだった」と語るのは、Cyan Racing創業者兼CEOのクリスチャン・ダール。

「我々としては、ともに世界タイトルを勝ち獲ったテッドと成功体験を引き継ぎ、今季も協力体制を築けることをうれしく思うが、同時にアンディが去るのを本当に残念に思っている」

「しかしながら彼の決断を最大限に尊重し、将来に向け彼と連絡を取り続けるつもりだ。そして我々の新たな4人目のドライバー候補を見つけるための作業も開始している」

“シアンブルー”を基調に、イエローをアクセントに採用。加えて、アンダーボディのサイドシル部からリヤバンパー部にかけてネイビーのラインが追加された
“シアンブルー”を基調に、イエローをアクセントに採用。加えて、アンダーボディのサイドシル部からリヤバンパー部にかけてネイビーのラインが追加された
写真は2019年仕様のカラーリング。2020年WTCRにも初年度同様4台体制で挑むことをアナウンスした
写真は2019年仕様のカラーリング。2020年WTCRにも初年度同様4台体制で挑むことをアナウンスした


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