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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.07.02 06:45
更新日: 2020.07.04 14:30

NASCAR:カップシリーズ初のポコノダブルヘッダーはフォードとトヨタが勝利分け合う

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海外レース他 | NASCAR:カップシリーズ初のポコノダブルヘッダーはフォードとトヨタが勝利分け合う

 2020年のNASCARカップシリーズは6月27~28日、ペンシルベニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイでシーズン14~15戦目がダブルヘッダーとして開催され、27日の“ポコノ・オーガニクス325”はケビン・ハービック(フォード・マスタング)が、28日の“ポコノ350”はデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)がそれぞれ優勝を飾った。

 このポコノでNASCARがダブルヘッダー開催されたのは今回が初めてのこと。シリーズ14戦目にあたる“ポコノ・オーガニクス325”は、1周2.5マイル(約4キロメートル)のオーバルを3ステージ合計130周する形で争われた。

 
 25周目までで争われたステージ1は、アリック・アルミローラ(フォード・マスタング)を先頭にスタート。残り8周となった17周目のターン2でクイン・ハフ(シボレー・カマロ)が単独スピンしてイン側ウォールにヒットしたため、イエローコーションが導入される。

 ステージ1はフィニッシュまで残り5周の20周目に再開されると、ターン1でジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)がそれまでトップを守っていたアルミローラをオーバーテイク。そのまま逃げ切りステージ1を制した。

 77周目までのステージ2もロガーノとアミローラがトップを争う構図となり、チェッカーまで2周の75周目にふたりのバトルがぼっ発。ターン1への進入でアウト側ラインを取ったアルミローラがロガーノを攻略、今度はアルミローラがステージ2を制してみせた。

 130周目までの最終ステージ3は94周目、首位を走るアルミローラが背後に迫ってきたハービックと同時にピットへ。アルミローラはタイヤ四輪交換してピットアウトしたものの、ハービックは右側2本のみで済ませたため、ここで順位が入れ替わる。

 すると、ハービックの動きを見たハムリンも右側のタイヤ2本交換作戦を決行し、アルミローラの前に出てみせた。

 114周目に全車がルーティーンのピットストップを終えると、トップはハービック。その2秒後方からハムリンが追う展開となる。追いかけるハムリンは120周目にはギャップを0.9秒まで縮めたものの、同時にマシンにバイブレーションが出始める。

 マシンが万全ではなくなったハムリンだが、チェッカーまで残り3周となった127周目にはハービックの0.5秒後方まで接近。その後はドラフティング(スリップストリーム)も駆使してハービック攻略に挑んだものの、ここは先行するハービックがポジションを守りきりトップチェッカー。2020年シーズン3勝目、キャリア通算52勝目を飾った。

“ポコノ・オーガニクス325”を制したケビン・ハービック(フォード・マスタング)
“ポコノ・オーガニクス325”を制したケビン・ハービック(フォード・マスタング)
“ポコノ・オーガニクス325”を制したケビン・ハービック(フォード・マスタング)
“ポコノ・オーガニクス325”を制したケビン・ハービック(フォード・マスタング)

■ダブルヘッダー2戦目はトヨタのハムリンが力走


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