ウイリアムズなどで活躍し、通算3勝をマークした元F1ドライバーのハインツ-ハラルド・フレンツェンが、新たに創設される“エレクトリックGTチャンピオンシップ”に向けたレースカーである『テスラ・モデルS EGT』のテストを行った。
2003年にF1キャリアを終えて以降、主要な国際レースカテゴリーへの参戦は行ってこなかったフレンツェンだが、先の月曜にフランス・ポールリカールでこの新たなレーシングカーのコクピットに収まり、合計7周のテストラップをこなした。
2017年のシリーズ創設に向けて準備が進んでいる同マシンだが、フレンツェンへの打診はテスト直前だったという。それでもピレリタイヤを装着したマシンの感触を初体験した直後には「とても楽しい」マシンだと評価。この新たな電気GTのシリーズは「来るべき未来に向けて、間違いなく正しい方向性である」と語った。
シリーズのCEOを務めるマーク・ゲムルは、全体で40周にわたったテストは成功を収め、短いラップ数ながら、フレンツェンからのフィードバックは非常に有益だったとコメントした。
「ハインツ-ハラルドがトラックに来てくれて本当に光栄だった。彼は最高に才能のあるドイツ人ドライバーというだけでなく、彼自身がテスラのファンであり、すでに自身で2台のクルマを所有するほどだ」
「彼のテストをアレンジする以前に、彼と会ってこの新たな選手権について話すことができたんだ」
「今日のテストでも、彼は私たちに素晴らしいフィードバックを与えてくれたよ」
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