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投稿日: 2020.07.05 00:55
更新日: 2020.07.05 16:12

FIA-F2第1戦オーストリア レース1:アイロット優勝。松下は9位。角田は洗礼を受ける


海外レース他 | FIA-F2第1戦オーストリア レース1:アイロット優勝。松下は9位。角田は洗礼を受ける

7月4日(土)、2020年FIA-F2開幕戦となる第1戦オーストリアのフィーチャーレース(決勝レース1)が開催され、カラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)が優勝。日本の松下信治(MPモータースポーツ)は9位、角田裕毅(カーリン)が18位、佐藤万璃音(トライデント)はリタイアとなった。

 新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により開幕延期となってしまったFIA-F2だったが、3ヶ月遅れでようやくの開幕となった。また今シーズンからタイヤが18インチにサイズアップしたことも特徴だ。

 開幕の地、レッドブル・リンクの気温は26℃、路面温度44℃のドライコンディション、規定周回数は40周、タイヤ交換を行う1回のピットインが義務付けられている。

 ポールスタートは周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、2番手にフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)、セカンドロウには3番手のカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、4番手にクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)。

 日本人トリオは、角田が12番手、松下は21番手、佐藤は22番手からのスタートとなった。またほぼ全車がソフトタイヤを選択している。

 波乱はレース前から発生。スターティンググリッドに向かうルカ・ギオット(ハイテックGP)がその途中にマシンをストップ。またフォーメーションラップ開始直後、佐藤がマシントラブルで動けずリタイアとなってしまった。

 そしてレースは日本時間23時45分にスタート。ホールショットは中央からロケットスタートを決めたアイロット。しかし2番手にドロップした周冠宇も即座にスリップについて順位を奪還。チームメイトの2台は牽制しながら3コーナーを抜けていく。

 後方からは5番手スタートのミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が3番手まで順位を上げ、オープニングラップを完了した。 

 3周目、角田がマシンに異常を感じたか緊急ピットイン。F2デビュー戦の角田だったが早々に戦線離脱してしまう。1周目にチームメイトのユアン・ダルバラ(カーリン)に追突、スピンさせておりこの影響と見られる。また角田はこの接触でペナルティを受けてしまった。

7周目、ショーン・ゲラエル(ダムス)がマシントラブルでスロー走行。なんとかピットにたどり着くも、このタイミングでリタイアに。

 随所でバトルが勃発するなか、ニューフェイスが大健闘。8周目、昨シーズンのFIA-F3チャンピオン、ロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)が4番手まで浮上。ユニ・ヴィルトゥオーシとプレマの2台がレースをリードする展開へ。

 12周目、タイヤ交換のため各マシンが続々とピットインを開始。上位勢では14周目に4番手シュワルツマンと5番手ダニエル・ティクトゥム(ダムス)が、トップの周冠宇は18周目にハードタイヤへ交換した。

 そして20周目、実質トップのシューマッハーがピットイン。アンダーカットに成功し周冠宇の前でコースに復帰。しかしその翌周にはペースのいい周冠宇が順位を元に戻す。

 26周目、全車がピットインを完了させ順位が整理された矢先、なんと好調を維持していた周冠宇が突然のスローダウン。

 どうやらギヤチェンジができなくなり、なんとかマシンをピットに運ぶも、勝負権を完全に喪失。また全チームの脳裏にはマシンの信頼性に対する不安がよぎることに。

 さらにアーテム・マルケロフ(BWT HWAレースラボ)もトラブルでスローダウンしコース脇でストップ。これにより28周目にセーフティカーが導入された。

 この時点で順位は首位アイロット、2番手シューマッハー、3番手にはルーキーのマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)、4番手シュワルツマン。4人のフェラーリ育成ドライバーが首位を固める構図になった。

 レースは31周目に再開。大きなアクシデントなく全車1周をクリアするかに見えた矢先、シューマッハーが7コーナーで単独のオーバーラン。順位を大きく落としてしまう。

 またこの展開に乗じて松下が9番手まで順位を回復。リバースグリッドとなるスプリントレースで前列スタートの権利を獲得すべく、松下は8位以内を狙っていく。

 その後はアイロットが独走。リスタートで順位を上げた2番手アームストロングに3番手シュワルツマンが毎周のように肉薄。

 このまま順位は変わらずアイロットが逃げ切りでF2初優勝。2位には13番手スタートのアームストロング、3位にシュワルツマンが入り、ルーキーふたりが表彰台を獲得した。

 松下は最終周で8番手のドルゴヴィッチに0.433秒と迫るも一歩およばず9位でフィニッシュ。また角田は18位でレースを終えた。

松下信治(MPモータースポーツ)
松下信治(MPモータースポーツ)

角田裕毅(カーリン)
角田裕毅(カーリン)
佐藤万璃音(トライデント)
佐藤万璃音(トライデント)

 スプリントレース(決勝レース2)は日本時間7月5日(日)18:10から行われる。

■FIA-F2第1戦オーストリア フィーチャーレース(レース1) リザルト

Pos.No.DriverTeamTime/GapStart Pos.
14C.アイロットユニ・ヴィルトゥオーシ40Laps3
25M.アームストロングARTグランプリ8.85613
321R.シュワルツマンプレマ・レーシング9.2918
46C.ルンガーARTグランプリ10.8784
52D.ティクトゥムダムス11.2779
617G.アレジBWT HWAレースラボ12.82818
711L.デレトラズチャロウズ・レーシング・システム16.26710
815F.ドルゴヴィッチMPモータースポーツ17.0332
914松下信治MPモータースポーツ17.43521
1022R.ニッサニートライデント19.54316
1120M.シューマッハープレマ・レーシング20.0495
128J.ダルバラカーリン22.0086
1312P.ピケチャロウズ・レーシング・システム24.99615
1424N.マゼピンハイテックGP25.88511
159J.エイトケンカンポス・レーシング30.13814
1610G.サマイアカンポス・レーシング53.93419
173周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ+1Lap1
187角田裕毅カーリン+1Lap12
16A.マルケロフBWT HWAレースラボDNF20
1S.ゲラエルダムスDNF17
23佐藤万璃音トライデントDNF22
25L.ギオットハイテックGPDNF7

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