WTCR世界ツーリングカー・カップが全6戦で実施中の新eシリーズ『Pre-season Esports WTCR Championship』第4戦寧波インターナショナル・スピードパークでの1戦が7月5日(日)に実施され、Cyan Racing Lynk&Coのヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR)がレース1で仮想空間2勝目をマーク。続くレース2では、現WTCR王者ノルベルト・ミケリス(ヒュンダイi30 N TCR/BRC Hyundai N LUKOIL Squadra Corse)が勝利を飾り、シムレース出身者として待望の結果を手にした。
スロバキアリンクで開催された第3戦と同様に、仮想空間の中国大陸で速さをみせたのは地元マニュファクチャラーであるCyan RacingのLynk&Co 03 TCRで、エルラシェールがトップ5シュートアウトを制して2戦連続のポールポジションを獲得してみせた。
12分間で争われる決勝レース1でも、ここまでの展開同様にポールシッターが有利な条件でレースを支配し、エルラシェールがライト・トゥ・フラッグでのレース1連勝を達成。
2番手以下はこちらも前戦同様のメンツで、前戦同様の熾烈なポジション争いが繰り広げられ、終盤に新型CUPRA Leon Competición TCR(クプラ・レオン・コンペティションTCR)をドライブするミケル・アズコナ(CUPRA Racing)を仕留めた第2戦勝者のネストール・ジロラミ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)が2位に滑り込み。
アズコナを挟んで4位にエステバン・グエリエリ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)、5位にニールス・ラングフェルド(アウディRS3 LMS/Comtoyou Team Audi Sport)とeシリーズの実力者が並び、6位アッティラ・タッシ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ALL-INKL.DE Münnich Motorsport)に続いてミケリスが7位に入った。