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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.07.16 17:34

『TCRヨーロッパ SIM Racing』第6戦、ヒュンダイのナジーが勝利剥奪ペナルティを取り返す5勝目

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海外レース他 | 『TCRヨーロッパ SIM Racing』第6戦、ヒュンダイのナジーが勝利剥奪ペナルティを取り返す5勝目

 当初の6月末開催予定から日程を変更し、7月13日(月)に開催された『TCRヨーロッパ SIM Racing』第6戦ゾルダーは、開幕からここまで全レース1のポールポジションを獲得しているダニエル・ナジー(ヒュンダイi30 N TCR/BRC Racing)が、ライト・トゥ・フラッグの完勝劇で5勝目をマーク。続くレース2はビクトル・ダビドフスキー(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR/PSS Racing)がリバースポールを活かし、eシリーズ初優勝を手にしている。

 前週開催となった第5戦イタリアの仮想モンツァ・ラウンドでも、レース1から盤石の強さを発揮したナジーは、指定席のポールから悠々のトップチェッカーを受けた。しかしフィニッシュラインを通過したその瞬間、通信遮断により13位へ降格するというeスポーツならではの衝撃的トラブルにも見舞われていた。

 代わってレース1ウイナーとなった2018年TCRヨーロッパ・シリーズ王者ミケル・アズコナ(セアト・クプラTCR/PCR sport)に対し、ナジーはレース2で最後尾スタートから怒涛のチャージを見せ、意地の勝利を奪取。なんとかeシリーズ全ラウンドの連勝記録を繋いだと思われていた。

 しかし、この第6戦ゾルダーを前にモンツァで多発した接触や走路外走行のペナルティ裁定の調査結果が発表され、アズコナ、ナジーともに複数のトラックリミット違反が課され、ともに優勝から4位に降格。代わってレース1はジミー・クレーレ(プジョー308TCR/Team Clairet Sport)が、レース2はアブドゥラ・アリ=アルケライフィ(セアト・クプラTCR/QMMF Racing by PCR Sport)が新たな勝者として認定された。

 そんな“天国から地獄”を2度も味わったナジーは、ここベルギーの仮想トラックでも怒りの予選アタックを見せ、当然のようにポールポジションを確保。そのままレース1スタートでもホールショットを決め、マルチクラッシュも発生した後続を尻目に、2位ジル・マグナス(アウディRS3 LMS/Comtoyou Racing)を4.055秒、3位テディ・クレーレ(プジョー308TCR/Team Clairet Sport)を10.252秒も置き去りにする完璧なポール・トゥ・フィニッシュを飾ってみせた。

モンツァ戦の昇格勝者となったジミー・クレーレの兄弟、テディは(プジョー308TCR/Team Clairet Sport)R1で3位表彰台を獲得も、選手権争いからは実質脱落に
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トップ10リバースグリッドのレース2は、選手権上位勢にオープニングラップのドラマが待っていた
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こちらも前戦昇格勝利を手にしたアブドゥラ・アリ=アルケライフィ(セアト・クプラTCR/QMMF Racing by PCR Sport)は、レース1で7位、レース2で10位のダブル入賞と気を吐いた
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