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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.07.18 16:15

49周リードも最後は追い上げならず10位となった琢磨「戦略を見直す必要があるが、明日はよくなるはず」

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海外レース他 | 49周リードも最後は追い上げならず10位となった琢磨「戦略を見直す必要があるが、明日はよくなるはず」

 3戦連続トップ10フィニッシュと調子を上げながら、インディカー・アイオワ戦に挑んだレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨。

 プラクティス走行では11番手に留まり、予選へと挑んだ。

 通常の予選方式とは違うユニークな予選方式を採用したアイオワでのダブルヘッダー戦。

 2周続けてアタックを行うのは変わらないが、1周目のスピードによる順位が第5戦の予選結果に、2周目のスピードによる順位が第6戦の予選結果となる。

 6番目のアタック順となった琢磨は、1周目を172.130mph、2周目は169.174mphを記録。第6戦は20番手と下位に沈んだが、第5戦のグリッドは6番手と好位置に付け決勝レースに出場した。

予選アタックへ向かう佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
予選アタックへ向かう佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)

 琢磨はファーストスティントを短めにし、47周を走行して1回目のルーティンピットへと向かう。フレッシュタイヤに履き替えた琢磨は好ペースを維持し、79周目には、まだピットインしていないフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)を交わし、トップへと浮上する。

 琢磨は、49周のリードラップを記録し2回目のピットインへ。ここで作業が少し遅れ、オリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)に交わされてしまう。

 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のクラッシュによりイエローコーションが明け、3番手でリスタートとなったが、琢磨はもう1回ピットインする戦略を採り後退。

 追い上げを見せたが、3位を獲得したアスキューのようなペースは出せず10位フィニッシュでレースを終えた。

「厳しいレースになりました。予選から決勝レースの間にクルマを調整することができませんでしたが、レースでは大幅によくなったと思います。プラクティス走行で、僕たちはレースセッティングに集中していました。それは正解でしたね」

「一時はレースをリードし、トップ3、トップ5を争っていました。最後のイエローコーション時に、僕たちは2スティントでいくことを決断し、ピットインしました。今日上位だったドライバーはほとんどステイアウトしていましたね」

「戦略を見直す必要があります。レースが終わるまで、どのように展開するか誰もわからなかった。クルーたちは素晴らしい仕事をしたと思うし、今日はとてもいい経験を得られたので、明日はもっとよくなるはずです」と琢磨はコメントしている。


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